技能実習適正化法施行後約3年間で、妊娠や出産で実習を中断した外国人技能実習生637人のうち、実習を再開できたのは11人で、わずか約2%にとどまることが17日、厚生労働省の調査で分かった。出産後も希望すれば実習を再開できることになっているが、多くは諦めて帰国したとみられる。
19日に公示される衆院選で、共産党は多くの選挙区で立候補予定者を取り下げ、立憲民主党をはじめとする主要野党間の候補一本化を図った。その一方で、公認候補を擁立する方針を変えず、他の野党と競合したまま公示を迎える見通しの選挙区も少なくない。背景には、比例代表の獲得票の目減りを防がなければならないという共産党の事情がある。
北海道根室市で暮らす北方領土元島民らが17日、納沙布岬の北方領土資料館で、島に眠る先祖の慰霊祭を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大で本年度の4島へのビザなし訪問などがなかったため実施した。
16日付の北朝鮮紙「統一新報」は、岸田文雄首相を慰安婦問題をめぐる2015年の日韓政府間合意をつくった「極右人物」だとして批判する記事を掲載した。北朝鮮は岸田氏の首相就任後、日本人拉致問題は既に解決済みだとして、岸田政権に姿勢を変えるよう求めている。記事は岸田氏を「新任首相」とだけ呼称し、名指しはしていない。
【ソウル=時吉達也】靖国神社の秋季例大祭で17日、岸田文雄首相が供物を奉納し、菅義偉前首相らが参拝を行ったことについて、韓国外務省の報道官は同日、「(韓国)政府は深い失望と遺憾を表する」との論評を発表した。
新型コロナウイルスの感染が国内で確認されてから初めて迎える衆院選。全国的に感染者数は減少しているものの、今後「第6波」の到来も予想される。19日公示の衆院選では与野党問わず、新型コロナ対応に関わってきた現役医師も立候補を表明。コロナ禍で浮かび上がった医療の課題や反省を機に出馬を決意した立候補予定者もおり、医師の立場からコロナ対策のありようを訴える。医師らの主張は有権者にどう響くか-。
任期満了に伴う川崎市長選が17日告示され、いずれも新人で市民団体代表委員、市古博一氏(73)=共産推薦=と会社役員、川村るみ子氏(42)、3選を目指す現職、福田紀彦氏(49)の無所属3人が届け出た。2期8年の福田市政への評価が主な争点で、投開票は衆院選と同日の31日。
--新型コロナウイルスワクチン接種の課題は 「若年層の接種はもう少し数字が伸ばせる状況にあるのではないか。打つことを選択しない人もいる。科学的知見などを生かしながら、若い人にもわかりやすいような発信に努めていく。それが接種率の向上にもつながってくる」 --3回目接種の対応は 「(1、2回目接種は)まだ予約が取れない状況がある一方、予約に空きがある状況もあり、地域差があった。(3回目接種は)自治体に負担をかけないで済むよう、あらかじめ計画的に接種をしてもらえる情報発信に努める」 --3回目接種も2回目と同じような副反応が予想されるという専門家の意見がある 「副反応について心配だと思うが、きちん…
--どのような官房長官を目指すか 「歴代の官房長官の事例を勉強し、自分に合ったやり方で進んでいきたい。官房長官は、内閣のスポークスマンに加え、総合調整機能も含めて内閣全体が機能的に仕事できるようにする役割がある。閣僚が仕事しやすい環境を作っていく。これまで、国会運営に携わり、党内や他党とさまざまな調整をする仕事をしてきたので、今までの経験をもとに臨みたい」 --皇位継承の在り方をめぐる政府の有識者会議はいつごろ結論を出すか 「具体的にどのように議論を進めていくかは有識者会議で決める。議論を見守りたい」 --北朝鮮による拉致問題の早期解決へ具体策は 「政府内の総合調整を行い、国内外の啓発に力を…
--これまでの子供政策の問題点は何か 「安全保障という国の骨格とリンクさせてこなかったことが一番の失政だ。フランスは結婚から税のあり方まで抜本的に変えた。関連予算も日本はGDP(国内総生産)比1・2%だがフランスは約3%。そこまでしないと人は育たないと分かっているのに取り組まなかった。(出生率を)V字回復させるにはGDP比3%は予算が必要だ」 --子供政策の司令塔となる「こども庁」はどのような組織にしたいか 「現行法での隙間事案に手が届く権限を持った役所。今の問題解決の場ではなく、この国で子供を産み育てるのはいいことだというムーブメントを起こす場所にしなければならない」 --政治分野の女性活…
堺市の竹山修身(おさみ)前市長(71)の関連団体で政治資金収支報告書に多額の記載漏れがあった問題をめぐり、市議会が設置した調査特別委員会(百条委員会)で回答を拒否したなどとして、地方自治法違反罪で告発された竹山氏ら4人について、大阪地検特捜部は15日、不起訴とした。
【モスクワ=小野田雄一】ロシアで新型コロナウイルス問題が過去最悪の事態となっている。政府発表によると、16日の1日当たり新規感染者数は3万3208人、死者数は1002人だった。新規感染者が3万人を超すのは14日から3日連続。死者が1千人を突破したのは初めてで、ともに過去最多を記録した。
岸田文雄首相は17日、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせて「内閣総理大臣 岸田文雄」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。関係者によると、首相は18日までの例大祭中、参拝はしない。
衆院解散後、初の週末となった16日、与野党は全国各地で支持を訴えた。岸田文雄首相(自民党総裁)は東日本大震災の被災地視察のため岩手、宮城両県を訪問し、地方行脚を実質スタート。17日には福島県に入る予定で、衆院選が公示される19日の「第一声」も同県内で行う方針だ。立憲民主党の枝野幸男代表は街頭演説で野党協力の意義を強調した。
岸田文雄首相は16日、観光支援事業「Go To トラベル」について「昨年の経験を生かし、改良すべきことは改良すべきだ」と述べ、土日祝日の集中的な利用を避けるため、平日の利用を促す制度見直しを行う意向を明らかにした。中小零細の宿泊施設での利用を誘導する考えも示した。視察先の宮城県松島町で記者団の質問に答えた。
国内のフードバンクとして、提供規模などでトップクラスと位置付けられる認定NPO法人「フードバンク山梨」(山梨県南アルプス市)が、全県規模での支援活動充実に向けた取り組みを打ち出した。地域の支援団体と連携する「山梨フードバンク・ネットワーク」構想だ。全国的にフードバンク活動は市町村単位での活動が中心。しかし、新型コロナウイルス禍で、生活困窮の深刻さが強まる中、全県を網羅する体系を全国に先駆け構築する方針だ。
山肌を削り、環境を破壊しているかのように見えるスキー場だが、実は全国的に草原が減少する中で、草原に住む生物たちにとっては残されたオアシスだ。スキーやスノーボードをすることが、SDGs(持続可能な開発目標)の一つ「陸の豊かさも守ろう」につながると浸透すれば-。ピーク時から愛好者人口が3分の1程度に減少したスキーも今一度、見直されるかもしれない。
大学の偏差値や年収、住みたい街に至るまで、世の中には実に多種多様なランキングが存在する。学校や仕事の成績であれば、順位付けも時には向上への大きなモチベーションになるのかもしれないが、「都道府県魅力度ランキング」はそうではなかったようだ。下位に位置付けられた群馬県の知事が「県民に対し失礼だし侮辱している」と不満をあらわにし、法的措置を含めた検討に言及したのだから穏やかではない。ランキング調査会社の社長は「言論の自由の完全な否定だ」と反発するが、そもそも「魅力度」とは何なのか。