岸田文雄首相は4日の初閣議で、自身の海外訪問時や病気などで職務遂行が困難になった場合、首相臨時代理に就く5閣僚を指名した。筆頭は松野博一官房長官。松野氏以下は茂木敏充外相、野田聖子地方創生担当相、鈴木俊一財務相、金子原二郎農林水産相の順。
民間シンクタンクのアジア太平洋研究所(APIR、大阪市)は5日、「アジア太平洋と関西 関西経済白書2021」を刊行。新型コロナウイルスの影響分析を中心に構成しており、令和2年度の関西経済は中国経済の早期回復で全国よりもマイナス幅が小さいとする一方、中国一国に過度に依存するリスクも指摘している。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」は4日、閣僚級会合を開き、原油の協調減産を毎月日量40万バレルずつ縮小する従来方針の維持を決めた。エネルギー価格高騰により世界各国でインフレが加速し消費国は追加の増産を求めていたが、需給を左右する新型コロナウイルスの動向が不透明で見送った。
鳩山由紀夫元首相は4日配信のインターネット番組で、次期衆院選東京2区から立候補を検討しているとの自身をめぐる臆測を否定した。「とんでもない。私が出るわけはありません」と述べた。ただ、新党構想を掲げる無所属の上田清司参院議員に近い人から打診があったと明かした。東京2区は鳩山氏の実弟、故邦夫氏が選挙地盤としたことがある。
スウェーデンのカロリンスカ研究所は4日、2021年のノーベル医学・生理学賞を、米カリフォルニア大サンフランシスコ校のデイビッド・ジュリアス教授と米スクリプス研究所のアーデム・パタプティアン教授の2氏に授与すると発表した。温度や痛みを感じる仕組みの研究で成果を上げたことが高く評価された。
岸田文雄首相は4日、新内閣発足に伴う記者会見で、「日本の領土や領海、領空を断固として守るため、ミサイル防衛能力を含む防衛力の強化に取り組む」と述べた。