製造業向けの機器やシステムなどの展示会「日本ものづくりワールド」(リードエグジビションジャパン主催)が3日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。9つの展示会で構成されており、5日まで開催される。
改正新型コロナウイルス特別措置法と感染症法が3日の参院本会議で成立したことで、7日に期限を迎える緊急事態宣言の1カ月間延長に合わせる形で対策は強化される。政府は当初、感染収束後の改正を考えていたが、一向に収束に向かわない現実を受け、「突貫工事」で改正を実現させた。
新型コロナウイルス対策の決め手となるワクチンの円滑な接種に向けて、東京都は3日、各地域の医師会と区市町村など関係機関と「ワクチンチーム」を設立した。2月中旬以降、医療従事者や65歳以上の高齢者らを対象に順次、ワクチン接種が始まる。こうした中、各機関の取り組み状況や浮き上がった課題などを共有し、解決を目指す。
栃木県は新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除された後の対応について、県内全25市町との協議を経て4日の対策本部会議で決定する。現在の飲食店に対する営業時間短縮の要請を段階的に緩和し、一定の協力金を支給する方針だ。
菅義偉首相は3日、改正新型コロナウイルス特別措置法と感染症法が参院本会議可決、成立したことについて「この法案は支援策と行政罰をセットにし、より(新型コロナ対策の)実効性を高めるものだ。感染者数は減少傾向にあるが、さらに減少させるためにこの法律を生かし、個人や事業者の権利に十分配慮しながら効果をあげていきたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
総務省は3日、同省幹部が衛星放送などを手がける東北新社から接待を受けていたとの文春オンラインの報道を受け、国家公務員倫理法違反にあたる可能性もあるとして調査を始めたことを産経新聞の取材に明らかにした。報道では同社に勤める菅義偉首相の長男が接待に関与したと指摘している。
ソニーが令和3年3月期の連結業績予想を上方修正し、最終利益が同社として初めて1兆円を超える見通しとなった。一時はエレクトロニクス事業が大不振に陥り、解体すらささやかれたが、ゲームや音楽、映画といった娯楽分野にシフトする戦略が奏功した。
米アップルなど「GAFA」と呼ばれる巨大IT企業が好業績をたたき出す中、電気自動車(EV)専業の米テスラも創業以来初の黒字転換に成功している。テスラのEVは「走るスマートフォン」とも称され、自動車業界の常識を塗り替える事業を展開。米中対立の最中でも中国販売を伸ばすなど、GAFA同様に勢いづく。ただ近年の業績は環境規制強化に伴う本業以外での収益でかさ上げされているほか、今後は競合激化も予想され、先行きには不安も残る。
ソニーが3日に発表した令和2年4~12月期の連結決算は、最終利益が前年同期比87・0%増の1兆647億円と初めて1兆円を超えた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり需要をとらえたゲーム事業が好調だったほか、音楽など他の事業も寄与した。
歌舞伎俳優の市川九團次(くだんじ)と成田山新勝寺(千葉県成田市)への参詣を疑似体験できる「超時空オンライン歌舞伎ツアー 成田詣でござる!」の配信が3日、始まった。「序章」という位置づけで、「開運祈願 成田詣ツアー編」がYouTubeの「LIVEPARKチャンネル」などで無料配信されている。九團次と一緒に視聴者がオンラインで成田詣(まい)りをオンラインで楽しめそうだ。7日からは「本編~開運成就 ありがとう奉納演舞編」が有料でライブ配信され、九團次による舞踊と楽屋あいさつをバーチャル体験できるという。