自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を表明した河野太郎ワクチン担当相は12日夜のフジテレビ番組で、自身が担う新型コロナウイルスワクチン行政を自画自賛した。「自分で言うのもなんですけど、言っちゃいますけど、やはり河野太郎でなかったらここまで来なかっただろうと正直、思っています」と述べた。日本におけるワクチン接種回数の増加などを根拠とした。
立憲民主党の枝野幸男代表は12日、党のインターネット番組で、安倍晋三前首相が掲げた経済政策「アベノミクス」の功罪を検証するため、近く党組織を設置すると明らかにした。分配や公助を重視する「支え合う社会」をつくると従来提唱しており、大規模な金融緩和などを柱としたアベノミクスの問題点を提示し、次期衆院選で争点化したい考えだ。
東京大学の「知」と吉本興業の「エンターテインメント」を掛け合わせた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」のコンテンツの一つ、SDGs人材交換留学「漫才ワークショップ」が10日、東京・新宿の吉本興業東京本部で開催された。わずか1日の講義で漫才の作り方を学び、“ネタ披露”までこなした学生に、講師を務めたお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さんは「さすが東大生、飲み込みが早い」と絶賛。「漫才は『話す・伝える』ためのコミュニケーションスキル。今日学んだことを今後の学生生活や社会人生活に生かしてもらえたら」と語った。
毎月のスマホ料金はどうすれば安くなるのか。元銀行員で資産運用YouTuberの小林亮平さんは「プランの見直しで年間5万円超の節約ができるかもしれない。3大キャリアも新料金サービスを導入しており、通信費が月1万円以上の人はすぐ見直すべきだ」という--。
ドミノ・ピザが、店舗数を大幅に増やしている。2010年から10年間で店舗数を3倍にし、2019年には業界トップの店舗数に躍り出た。さらにはユニークかつ話題性のある商品やキャンペーンを行うことで新規の顧客開拓に成功している。躍進の理由として、「常にハングリー精神を持って取り組んできたから」とライリーさんは言う。
新型コロナウイルス禍の長期化で、せき止めや風邪薬などの市販薬を乱用する依存症が深刻化している。若者でも入手しやすく、いらだちや不安などを解消するために大量摂取するケースが増え、支援団体への相談も後を絶たない。専門家は「コロナ禍で他者とのつながりが希薄となり、孤立が深まることで、自殺者の増加など依存症問題が広がる可能性をはらんでいる」と危機感を強めている。
米中枢同時テロから20年となった11日、テロリストに乗っ取られた旅客機が墜落した東部ペンシルベニア州シャンクスビルで追悼式典が開かれた。テロ発生時に対応に当たったブッシュ(子)元大統領が演説し、テロリストに抵抗した乗客乗員を「力強く結束していた。これこそが私の知る米国の姿だ」とたたえ、国民に団結を呼び掛けた。
香川県東かがわ市は70以上の製造業者があり国内シェア9割以上を占める「手袋のまち」だ。東京五輪では金メダルを獲得したフェンシング男子エペ団体の3選手のほか、ゴルフ代表の3選手も東かがわ産の手袋で大会に臨んだ。また、侍ジャパンのバッティング手袋も同県三木町と東かがわ市の「香川産」だ。なぜ、四国に「手袋のまち」が生まれたのか。その起源を探った。
あらゆるものがネットで手に入る時代だからこそ、人は「得がたさ」に惹(ひ)かれるのか。「海外民藝」を開拓した第一人者といわれる「巧藝舎」(横浜・山手町)の店主、故・小川泰範さんが長年かけて集めた世界の手仕事品を紹介する図録「世界の美しい民藝」(グラフィック社刊)が5月の発売以来、幅広い世代から関心を集めている。本来ならば異国の奥地から出ることのなかった品々が、遠く離れた東京の、しかもトレンドの中心地でハイセンスな人たちの感性を刺激している。決して洗練されたものとは言いがたく、素朴な異国の品々が、なぜいま多くの人の心を惹きつけるのか。
新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、政府が“出口戦略”を模索している。9日には11月頃をめどに緊急事態宣言の対象地域などでもワクチン接種を条件に県をまたぐ移動を認めたり、イベント収容人数の上限引き上げや飲食店の酒類提供を緩和したりする案を、政府新型コロナ対策本部で決定する見込みだ。飲食店や観光業界は歓迎するが、医療現場の懸念は根強く、「タイミングを考えるべきだ」との声も上がる。
戦争や貧困、不登校などさまざまな事情で義務教育を十分に受けられなかった人たちが通う夜間中学。これまで都市部に偏在していたが、「学び直し」の場として期待される近年は、地方にも広がりを見せて少しずつ増えている。兵庫県では県西部に夜間中学がないが、中核市の姫路市が令和5年春の開校を目指して準備を進めており、体験会を開催するなどして入学希望者の掘り起こしに懸命だ。
少子化が進み人口減少が続くなか、空き家が増え続けている。相続人がおらず、空き家となった住宅は倒壊し、近隣の家や道路に危険が及ぶ恐れもあり、自治体が所有者に代わり建築物を取り除く略式代執行が行われている。総務省の統計によると、昭和63年に394万戸だった空き家は、平成30年に848万戸と2倍超に。岡山市は空き家率が14・5%と、全国の政令指定都市で3番目に高く、担当者は「今後も人口減少は続く。親が亡くなったなどの事情で住むことのない家を相続している場合は、早めの処分を心がけてほしい」と呼びかけている。
【ザ・インタビュー】ファッションや西洋美術、街づくりなどで細かすぎる情報を発信、頼りになる“五郎教授”は時計、とくに機械式時計の大家でもあった。「機械式時計大全」(講談社選書メチエ)では「セイコー」、「シチズン」の日本メーカーはもとより、「パテック フィリップ」、「オーデマ ピゲ」、「ブレゲ」などが世界の著名ブランドに達するまでの歩みをたどる。あわせてマニアがのめりこむクロノグラフや天文表示といった複雑機構の仕組みから、針の種類と呼び方にいたるまで、豊富な写真と図解を用いて説明した。