「見本市では今後の水素社会構築に向けた取り組みやロボット分野など、油空圧利用の将来像を発信する。併せて人材育成などの取り組みも紹介する。今回の見本市のテーマは、『新たな時代に向けた挑戦』だ。新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上で、産業の未来と、そこに向けた挑戦を広くアピールする」 【プロフィル】安藤毅(あんどう・つよし) 昭和56年東京計器入社。CSR推進担当兼社長室長、取締役執行役員などを経て平成29年常務、30年から社長。令和元年日本フルードパワー工業会理事、2年5月から同会長。熊本県出身。
新型コロナウイルス禍の中で開催された東京パラリンピックが9月5日、幕を閉じた。各国から集ったアスリートがハンディを乗り越えて限界に挑む姿は人間の可能性を知らしめた。障害者の社会参加を促す契機となった1964年の前回東京大会から57年。2度目の祭典は多様な個性を認め合う「心のバリアフリー」を広めるレガシー(遺産)を残せたのか。その真価は大会後にこそ問われることになる。
【チーム学校】子供たちが安心して学校生活を送れるよう話を聞き、心理的にサポートするのが、スクールカウンセラー(SC)だ。悩みや不安を持つ児童生徒からの相談に応じる他、保護者との面談も行う。教員と連携して子供の抱える問題のアセスメント(原因の見立て)を行い、解決策を検討する。対応する事案は不登校、発達障害、貧困、虐待など多岐にわたり、早期にこうした兆候を発見することも期待されている。
2021年上半期に企業や公的機関が公表したセキュリティインシデント(情報セキュリティの事故・事件)は357件に上ることが分かった。全国で相次いだ顧客管理システムの設定ミスや、機密情報を勝手に暗号化して金銭を要求する「ランサムウェア」(身代金要求型ウイルス)の新たな手口が広がったことなどが特徴。一部の団体が被害を隠してしまうと、さらなるサイバー犯罪を招く悪循環につながるとの見方もある。
【数字から見えるちば】近年、「ジビエ」が注目されている。「ジビエ(Gibier)」は、フランス語で「狩猟で得た野生鳥獣の食肉」を意味し、ヨーロッパでは貴族の料理として発展してきた。日本では、1990年代にフランスから輸入されたが、肉食が禁忌とされていた江戸時代にも、鹿肉=もみじ、猪肉=ぼたんと隠語を用いて食されていたという。
ダイキン工業や三菱電機など大手空調メーカーが欧州事業の強化に乗り出す。脱炭素の取り組みを加速させている欧州では、各国が二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない「ヒートポンプ式」の暖房・給湯機器の購入を補助金で支援する動きがあり、ガスや石油を使った燃焼暖房機器からの切り替え需要の拡大が見込まれるためだ。中韓企業も販売を強化しており、“脱炭素特需”の争奪戦が激しくなりそうだ。
尾瀬国立公園の代表的な観光スポットを動画で楽しめるサイトが立ち上がり話題を呼んでいる。尾瀬檜枝岐(ひのえまた)温泉観光協会、片品村観光協会、環境省などが協力して作成した。自宅で夏にハイキングしているような気分が味わえるのが特徴で、「新型コロナウイルス感染症の拡大で遠出を控える状況が続く中で、心を潤してもらえれば」との思いを込めたという。