自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センター東京会場で4日、18~39歳から優先して予約を受け付けた枠の接種が始まった。防衛省は、焦点となっている若者の接種加速を目指す政府方針を踏まえ、3日から予約を受け付けた。大阪会場でも、来週にかけて予約システムの改修をして、同様の取り組みを始める方針だ。
欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)は3日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを接種後に「多系統炎症性症候群(MIS)」を発症したケースが報告されたことを受け、接種によるMIS発症のリスクを調査していると発表した。
菅義偉首相が自民党総裁選不出馬を表明したことで、衆院選の日程にも影響が及ぶことになる。新首相を選ぶ臨時国会を召集する場合、菅首相が衆院議員の任期満了(10月21日)を意識して検討した「10月5日公示、17日投開票」は困難との見方が強い。衆院選は最速でも10月31日投開票、場合によっては11月にずれ込む可能性もある。
小泉進次郎環境相は3日夕、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬を断念した菅義偉(すが・よしひで)首相と官邸で面会し、これまでの政権運営への尽力や、小泉氏がこだわる脱炭素化政策に理解を示したことに謝意を伝えた。面会後は記者団の前で涙を流した小泉氏だが、首相の再選に向けた環境づくりに奔走する一方で、首相自身には不出馬を迫っていた。
菅義偉(すが・よしひで)首相が3日、突如退陣を決断した。就任以降、長引く新型コロナウイルス禍への対応に追われたが、酒類提供の自粛を強いられ続けた飲食店や、客足の戻らない観光地からは恨み節が相次いだ。逼迫(ひっぱく)する医療体制の立て直しや感染収束の切り札に掲げたワクチン接種も道半ばで、次期政権に持ち越される。
菅義偉(すが・よしおひで)首相(自民党総裁)が3日、総裁選への不出馬を表明し、16日で発足1年を迎える菅政権は幕を下ろす。新型コロナウイルス禍の長期化を予想できず期待された景気の「V字回復」には失敗したが、携帯電話料金の値下げなど消費者に身近な個別政策で一定の実績を上げた。一方で、看板政策に掲げた脱炭素化やデジタル化などは道半ばのまま政権を去ることになる。
週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の漫画「ONE PIECE」の作者、尾田栄一郎さんが3日夜、節目となる単行本100巻の発売を受けた喜びのコメントを発表した。尾田さんは「物語は終盤です。終わりを迎えるその日まで全力でこの世界をご案内いたします」と決意を新たにした。コメントの全文は以下の通り。
菅義偉首相が不出馬を表明した自民党総裁選(17日告示、29日投開票)は構図が一変することになる。首相の立候補を念頭に、動きを控えていた有力者が出馬する公算が大きくなったからだ。首相再選を支持する構えだった安倍晋三前首相らの意向も当落を左右しかねない。日本の「次のリーダー」を決める選挙は混戦の様相を呈してきた。
趣味のスポーツと仕事を両立するビジネスマンの日常生活にフォーカスする連載「ビジネスマンはアスリート」。第3回は農林中金総合研究所に勤務するサイクリストの杉渕ひとみさん。IT系の最難関資格である「ITストラテジスト」としてシステム業務にあたる傍ら、プライベートでは東京~大阪の往復距離に相当する1000キロもの自転車イベントを完走する超人でもある。公私にわたる“強者”の肩書きとギャップのある柔和な印象の杉渕さんだが、難関突破の秘訣(ひけつ)を尋ねると、芯の強さを感じさせる口調で「長距離走破も試験も、乗り越え方には共通点があるんです」と語り始めた。
日本に古くから伝わる貴重なトウガラシの1品種で、大阪府堺市で約120年にわたって守り続けられてきた「堺鷹の爪」が今夏、府から「なにわの伝統野菜」に認証された。生産者が激減し、トウガラシの市場では外国産が席巻する中、コツコツと守り育ててきた純粋種を評価された。生産者は「昔ながらの味を絶やさず淡々とやってきたことが認められた。感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを語る。
新潟県内でもインド由来の新型コロナウイルス変異株「デルタ株」の感染が急速に拡大し、医療の逼迫(ひっぱく)が現実味を帯びている。県は、事業者により強い対策を講じることができる蔓延(まんえん)防止等重点措置も視野に、県内全域の飲食店への営業時間短縮(時短)要請などで封じ込めを目指すが、予断を許さない状況が続いている。
学校がつらい子供たちに、書店という居場所があると伝えたい-。夏休み明け前後は子供の自殺が増える時期だ。8月下旬から、全国の書店で、子供の生き方や悩みを解決するための本を紹介する「本屋はミカタ」キャンペーンが展開されている。