厚生労働省に新型コロナウイルス感染症対策を助言する専門家組織は18日、会合を開き、感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)が占める割合が全国的に9割以上になったとの推計が示された。会合では「ほぼ置き換わったと考えられる」と結論付けた。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、各地で自宅療養中の死亡が相次いでいる。感染者数が連日1000人台を超えている首都圏1都3県は、7月以降で計15人に上っており、特に感染者が急増した8月に入ってからが目立つ。自宅療養者の増加で健康観察など行政の目が届きにくくなっているほか、入院先が見つからないまま死亡した例もある。医療体制の逼迫(ひっぱく)は続いており、今後もこうしたケースがさらに増える恐れがある。
【ロンドン=板東和正】熱波に起因する山火事や豪雨による洪水などの異常気象が世界各地で相次いでいる。気候変動の影響が指摘される中、国連は、その原因は人類が排出した温室効果ガスであると断定。異常気象を食い止めるために排出量削減などの早急な対応を求めている。
10月8~10日に三重県の鈴鹿サーキットで予定されていた自動車レースの最高峰、F1シリーズの日本グランプリ(GP)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2年連続で中止となることが決まった。18日、主催するモビリティランドが発表した。
経済産業省は18日、気候変動対策に関する審議会を開催し、「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」案を示した。2050年の脱炭素実現に向け、積極的に温暖化対策を行うことで経済社会に変革をもたらし、大きな成長につなげるという長期ビジョンを提示。重視する方向性とした「経済と環境の好循環の実現」など6項目を掲げ、地球温暖化防止の国際枠組みであるパリ協定が掲げる、産業革命前からの気温上昇幅を1・5度に抑えるとの目標達成に意欲を示した。
JR旅客6社は18日、お盆期間(6~17日)に新幹線と在来線特急などの主要線区を利用した人数が、前年同期比31%増の505万1000人だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の前々年と比べ68%減で、平成3年以降、2番目に少ない。新幹線はいずれも前年より増えたものの、感染の急拡大と台風や大雨による特急の運休で、引き続き低調となった。
1億円貯めるようなお金持ちはぜいたくな生活をしていると思いがちですが、そんなことはありません。業務スーパーやコストコを愛用している人も多く、無駄な出費はとことん削っています。逆にキッチンや調理器具にはこだわり、お金をかけています。その理由とは? ファイナンシャルプランナーの藤川太さんに解説してもらいました--。
菅義偉首相は18日午後に東京都千代田区の経団連を訪問して十倉雅和会長と会談し、新型コロナウイルス感染拡大防止への協力を要請した。菅首相は効果的な感染防止策としてテレワークを挙げた上で「業種はさまざまで難しい点もあろうかと思うが、ぜひお盆明けからご協力いただきたい」と対応を求めた。
マツダは18日、大雨の影響で停止した本社工場(広島県府中町)と防府工場(山口県防府市)の稼働を同日から再開したと明らかにした。通勤や業務での従業員の安全が確認できたため。
【ニューヨーク=平田雄介】女子が教育を受ける権利を訴え、2012年にイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」に銃撃され重傷を負ったマララ・ユスフザイさん(24)が17日、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)に寄稿し、20年ぶりにアフガニスタンで復権したタリバンの支配下で「女子の未来が危うくなっている」と懸念を表明した。
前線や低気圧の影響で西日本から北日本は19日にかけて雷を伴った激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は18日、改めて土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒を呼び掛けた。鹿児島県日置市では17日に側溝で倒れていた80代女性の死亡が確認され、県が大雨との関連を調べている。
オーストラリアのカンタス航空は18日、全従業員約2万2千人に来年3月末までに新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けると発表した。社内調査に回答した従業員のうち89%が既に接種済みか接種予定だと回答したとしている。
ニュージーランド保健省は18日、同国で新型コロナウイルスの約半年ぶりの市中感染例となったオークランドの男性のウイルスが、感染力の強いデルタ株であることを確認したと発表した。男性の職場の同僚など4人が感染していることも明らかにした。地元メディアによると、全員デルタ株という。関連した感染者は計5人となった。
フランス南部バール県で16日、大規模な山火事が発生し、17日時点で少なくとも6700ヘクタールが焼失、キャンプ場を訪れていた観光客らを含む数千人が避難した。けが人も出たという。消防士約900人が消火活動に当たった。フランスメディアが伝えた。
ISS(国際宇宙ステーション)にドッキングしたロシアの新モジュール「ナウカ」が、不意にスラスターを噴射しはじめたことにより、ISSの姿勢が大きく乱れたことは、前回の当コラムでもお伝えした。