石油元売り国内最大手のENEOS(エネオス)は、兵庫県三田市の大規模太陽光発電(メガソーラー)事業に単独出資したと発表した。出力規模は12万1000キロワットで、エネオスが国内で手掛ける太陽光発電所としては最大となり、他の事業者が保有する発電所を含めても国内で有数の大規模な太陽光発電の開発案件という。2日に、事業会社への単独出資を完了した。出資額は公表していない。令和5年12月の運転開始を目指して建設を進める。親会社のENEOSホールディングスは4年度までに国内外での再生可能エネルギー事業の総発電容量を100万キロワット超に拡大することを目指しており、太陽光や風力、バイオマスなど再生エネへの…
巴工業は、人工知能(AI)で遠心分離機を自動運転制御するシステム「セントニオ」を発売した。遠心力を受けて分離された固形物の含水率や分離液濃度をAIが常時監視し最適運転につなげる。自動化による人員不足の解消や消費電力量の削減、生産性の向上などを実現する。3年後に国内で約10億円の売り上げを目指すとともに世界展開にも乗り出す。AIによるセンサー数値や画像解析により処理物を監視し、要求仕様値を充足するために必要な制御を判断。含水率の低減や処理量の増大などあらかじめ設定した優先項目に従い、熟練技術者が操作するように遠心分離機を継続的に最大性能で運転する。AIの特性を変更できる独自機能を備えており、優…
シャープの戴正呉会長兼最高経営責任者(CEO)は12日、従業員向けメッセージで「シャープの将来を託せる次期CEOを社内外から探している」と伝え、来年3月までに退任する意向を明らかにした。来年の株主総会までに後継者を決めるという。
ホンダは主力車「シビック」を全面改良し、9月3日に発売する。319万円と353万9800円の2タイプあり、月間計1000台の販売を計画している。5ドアのハッチバックで、旧型より視界や足元を広くし、開放的な車内空間とした。時速約65キロまでは渋滞時に先行車との車間距離を保ちながら、車線の中央を維持して走行するよう運転を支援するシステムを搭載した。排気量1500ccのターボエンジンで、無段変速機(CVT)車と6速マニュアル車を用意した。ハイブリッド車(HV)と、スポーツタイプの「タイプR」も来年発売する。
三菱UFJ銀行の笠晶(りゅうあきら)九州・沖縄本部長(52)が産経新聞のインタビューに応じた。新型コロナウイルスで打撃を受けた九州経済について「コロナが落ち着けばV字回復が見込める」と語り、今後はスタートアップ企業の育成や事業承継支援に力を入れていく考えを示した。詳細は次の通り。
防衛省は12日、オーストラリアが8月中旬から9月中旬にかけ在日米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)を拠点として、哨戒機で不審船の警戒監視活動を実施すると発表した。北朝鮮船舶が別の船に横付けして物資を積み替える「瀬取り」を阻止する狙い。国連軍地位協定に基づく活動で、同国が哨戒機を派遣するのは3月以来、9回目。
東芝の綱川智社長は12日の記者会見で、新たな取締役会議長の選任に向け、年内に臨時株主総会を開く考えを明らかにした。東芝では経済産業省と連携して「物言う株主」に圧力をかけた問題が発覚。6月の定時株主総会で当時の永山治議長の再任が否決され、企業統治の改革が急務となっている。ただ、物言う株主との緊張関係の解消には時間がかかりそうで、経産省との関係にも配慮した難しいかじ取りが続きそうだ。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は12日、急速な感染拡大を受けた対策強化に関する提言をまとめ、今後2週間は東京都の人流について「7月前半の約5割にする必要がある」と求めた。百貨店の地下食品売り場(デパ地下)などの利用を控えるよう求めたほか、お盆の時期の帰省などを念頭に、県境を越える移動を自粛するよう呼びかけた。