千葉県一宮町の釣ケ崎海岸で開催された東京五輪サーフィン競技は27日、3日目を迎えた。台風8号接近の影響を考慮し、男女の決勝などが一日前倒しで行われ、五輪史上初の競技の全日程が終わった。日本代表男女からそれぞれメダリストが誕生し、外房のサーフポイントに新たな歴史が確かに刻まれた。馬淵昌也町長は「実際に開催地となったという事実が確定し、町の歴史上画期的だ」と総括した。
千葉県の熊谷俊人知事は27日、県庁で記者団の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染が急拡大している状況を踏まえ、早ければ28日にも政府に緊急事態宣言の発令を要請する方針を示した。宣言が出た場合、飲食店には再び、酒類提供の終日自粛を要請するとみられる。
静岡県熱海市の土石流で、流出した土石流の約8割が、別の場所から搬入された盛り土とみられることが27日、県の土質調査で判明した。中下流域に流れていた土砂に含まれるカルシウムやカリウムなどの成分量が、土石流の起点付近にもともとある土中よりも多く、盛り土に近い構成だった。
東京五輪・パラリンピック組織委員会は27日、新型コロナウイルス対策として大会関係者らの行動規範を定めた「プレーブック」に違反した行為が複数あり、該当する各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)に対し、文書で厳しい注意喚起をしたと明らかにした。
東京都の27日の新型コロナウイルス新規感染者数が過去最多の2848人となった。政府が東京都に12日から緊急事態宣言を発令して2週間以上が経過したが、感染力が強いインド型変異株(デルタ株)の蔓延(まんえん)もあり、効果が表れる兆しはない。対策は手詰まりに陥っており、ワクチン効果と、危機感を背景にした国民の行動変容に期待するしかない状況だ。
大阪府は27日、府内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況などについて、ホームページで公表を始めた。毎週月曜日に前日時点の府民と高齢者のそれぞれの接種率のほか、ワクチン供給量などの情報を更新する。
東京五輪の卓球混合ダブルスで水谷隼(みずたに・じゅん)(32)、伊藤美誠(いとう・みま)(20)組が中国ペアを破り、日本卓球界初の金メダルを獲得したことに、この競技を独壇場としてきた中国国内で衝撃が走っている。中国メディアが「屈辱の一日」などと報じたほか、中国ペアに対する厳しい批判や、日本ペアの反則疑惑を指摘する声まで上がっている。