ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」を制したことで広く世に知られた神奈川県厚木市の名物で、豚ホルモン焼きの「シロコロ」という名称が商標権をめぐるトラブルによって使えなくなって1年余り。市内経済の一端を担う提供店はコロナ禍とのダブルパンチにあえぎ、飲食店街は活気を失っている。しかし、騒動の後遺症が市内に影を落とす中にも、新しいネーミングを定着させようとする前向きな動きがようやく出てきた。
絵画系クリエーターになった長男の作品が縁を取り持ち、奈良市から香川県多度津町に移住した日高明道(ともみち)さん(57)は、築約100年の廃業した銭湯を改修して「藝術喫茶清水温泉」を営んでいる。伝統的建造物でもある元銭湯は、アーティストたちの作品に彩られ、口コミやSNSで評判になった。「普通の田舎まちで、若者が住みたくなる地域づくりを成功させたい」と語る日高さんの選択を追った。
新型コロナウイルスの影響で困窮し、ラーメンさえも満足に食べられない人がいる-。こうした人たちの食生活を支えようと、茨城県つくば市のラーメン店の券売機に設けられた1杯100円の「ありがとうボタン」が反響を呼んでいる。
夏ばてを防ぐため夏の「土用の丑の日」には2人に1人がうなぎを食べる─。そんな調査結果が、電子チラシサービス「Shufoo!」(シュフー)の利用者を対象に行ったアンケートで分かった。慣例行事として、特に西日本を中心に定着している傾向があり、希望としては国産、中でも鹿児島県産のうなぎを1,000~2,000円の予算範囲内で、「長焼き」もしくは「うな重」で味わいたいという消費者のニーズが浮かび上がった。
米労働省が2日発表した6月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から85万人増加した。新型コロナウイルス感染者数の減少やワクチンの普及で経済活動の再開が加速し、6カ月連続のプラスとなった。
国の新型コロナウイルス対策の「家賃支援給付金」を経済産業省のキャリア官僚2人がだまし取っていた事件で、逮捕された新井雄太郎容疑者(28)らが設立した別の会社にも家賃支援給付金数百万円が振り込まれていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。別会社にも2人が関わっており、警視庁捜査2課は申請状況に不正がなかったか会社の実態について解明を進めている。