全国で着々と進む高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種。国などの集計によると、都道府県別の接種率(1回目、5月23日時点)で首位を快走するのが和歌山(17・47%)だ。人口10万人当たりの数が全国最多を誇る診療所を軸にした接種計画が奏功。高齢者が全県の3割を占める和歌山市では、年明けの1月下旬から準備に取り掛かり、“スタートダッシュ”を成功させた。
家族の介護や世話をする子供「ヤングケアラー」。国の実態把握は緒についたばかりだ。当事者らは家族とどう向き合い、困難を乗り越えてきたのか。障害のある人の兄弟姉妹らが集う「静岡きょうだい会」の沖侑香里(ゆかり)代表(31)は子供時代を振り返り、「言葉にならない思いに耳を傾けてほしい」と話す。
中国人民銀行(中央銀行)は外国為替市場への直接介入をやめたものの、人民元の相場管理で旧来からある手段に戻りつつある。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の長期化で、芸術活動を行う団体への影響も深刻化している。大阪府を拠点に活動するオーケストラは、府が要請してきたイベントの「無観客開催」にも頭を悩ませてきた。動画配信に取り組むケースもあるが、ダイナミックな生音、舞台上と客席の一体感にこだわってきたオーケストラの模索は続く。