農林水産省が農業分野の知的財産の保護に向け今年度から5年間の戦略策定を進めている。4月中に公表する。
【北京=三塚聖平】中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は10日、米国務省が発表した台湾当局者との接触制限の緩和指針について「挑発」と位置付け、「明らかな公的な付き合いを『非公的関係』と強調している」と批判した。その上で「米国は矛盾した言葉づかいで、中国のレッドライン(越えてはならない一線)を狡猾に探っている」という識者の見方を紹介した。
M&A(企業の合併・買収)市場が活況となっている。今年1~3月に明らかになった世界のM&Aの市場規模は同期間としては過去最大。新型コロナウイルス感染拡大を契機に事業構造の転換を急ぐ企業が増えている。世界的な金融緩和を背景に、投資ファンドの動きが活発化していることも影響している。
大阪市の松井一郎市長(日本維新の会代表)が、大阪府の吉村洋文知事(大阪維新の会代表)と入れ替わりダブル選で市長に就任して8日で2年。松井氏は産経新聞のインタビューに応じ、今月から施行の大阪府市の広域行政一元化条例で「二重行政解消のための制度の議論は一段落した」と主張。今後は「世界の諸都市と切磋琢磨(せっさたくま)できるような、より魅力あるまちづくりに取り組める」と意欲を示した。
日本取引所グループ(JPX)傘下の大阪取引所の社長に1日就任した岩永守幸氏が産経新聞などのインタビューに応じ、温室効果ガスの排出量取引の指数先物など環境分野でのデリバティブ(金融派生商品)上場に意欲を示した。来年秋に予定する祝日取引の導入をはじめ、「リスクヘッジができるマーケットを整備したい」と意気込みを語った。
静岡県御殿場市の新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)-新御殿場インターチェンジ(IC)間の7・1キロが10日、開通した。御殿場市と山梨県の東富士五湖道路方面をつなぐ国道138号のバイパス5・2キロも同時に開通し、静岡-山梨両県間のアクセス向上や、御殿場市周辺で多発する渋滞の解消が期待される。
奈良教育大(奈良市)の研究グループは、世界遺産・唐招提寺(同市)が所蔵する仏前の装飾品「牛皮華鬘残闕(ごひけまんざんけつ)」(重文、奈良時代)の彩色を再現した復元図を制作し、同寺に奉納した。約1200年前の彩色文様が鮮やかによみがえり、当時の文化の華やかさを伝えている。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が5日、関西では大阪府と兵庫県の5市に適用された。午後8時までの時短営業が要請される飲食店では、この春にはコロナ特別融資の返済が始まる事業者が少なくなく、再び苦境に立たされる懸念が強まっている。
現代アートで館内を彩ったビジネスホテル「レフ京都八条口 by ベッセルホテルズ」が京都市南区にオープンした。ビジネスホテルを全国展開する「ベッセルホテル開発」(広島県福山市)が運営。「リージョナル(地域性)」「エクスペリエンス(体験)」「フレキシブル(柔軟)」をコンセプトにした「レフ」ブランドとしては全国で3施設目になる。
東京建物とシンガポールの不動産大手ホテル・プロパティーズ・リミテッドは8日、大阪・堂島に高さ約195メートルの超高層複合ビルを令和6年までに建設し、大阪初となるカナダの高級ホテル「フォーシーズンズホテル」を誘致すると発表した。7年開催の大阪・関西万博など、新型コロナウイルスの感染が収束した後の観光需要を狙う。
関西経済同友会の企業経営委員会(委員長=谷口宗哉三菱UFJ銀行副頭取)は5日、新型コロナウイルス禍を契機に、今回の危機をチャンスと捉え、企業トップによる長期ビジョンの策定や、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進、また副業・兼業といった、社員の多様な働き方を容認する経営を促進すべきだと訴えた。
飲食店ガイドブックを手掛ける日本ミシュランタイヤ(東京)は8日、従来の京都・大阪地域に、新たに和歌山地域を加えた「ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022」を今秋発行すると発表した。和歌山地域の掲載は初めて。和歌山県の仁坂吉伸知事は「和歌山の食を楽しんでもらえれば」と期待する。
関西有数の観光地・和歌山県白浜町の観光振興に取り組んできた白浜観光協会と南紀白浜観光局が統合して新組織「南紀白浜観光協会」が発足し、5日、会長に旧白浜観光協会会長だった藤田正夫氏(68)が選ばれた。観光窓口の一本化など運営の効率化を目指す。町内の観光業界は新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされており、藤田会長は「非常に厳しい状況だが、新しい形の観光を早急に検討したい」と力説した。
どこにいてもお店の味を楽しみたい-。そんな消費者の声に応えて開発が始まったのは4年前だった。従来の缶と比べ、蓋を全て取り外す「フルオープン」の缶は一口分の流量が増えるため、ジョッキのようにゴクゴクと飲める。そのアイデア自体は以前からあり、1985年にはサントリーが「世界初」をうたい、底部のクリップを弾いた刺激で泡を出すフルオープンの缶ビールを発売していた。フルオープンの缶自体は実は、革新性のあるものではなかったのだ。
9日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在、前日比39銭円安ドル高の1ドル=109円60~70銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1・1896~1906ドル、130円45~55銭だった。
9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比297・03ドル高の3万3800・60ドルと、4日ぶりに過去最高値を更新して取引を終えた。米景気に対する楽観的な見方から買いが優勢となった。幅広い銘柄のSP500種株価指数は31・63ポイント高の4128・80と過去最高値を3日連続で更新した。ハイテク株主体のナスダック総合指数は70・88ポイント高の1万3900・19と続伸した。