ソフトバンクグループ(SBG)が12日発表した2021年3月期の連結最終利益は4兆9879億円となり、日本企業の歴代最高を更新した。従来の最高はトヨタ自動車が18年3月期に記録した2兆4939億円。世界的な株高を追い風に投資事業が好調で、米グーグルの持ち株会社アルファベットが20年12月期に稼いだ402億6900万ドル(約4兆3000億円)を上回るなど、米巨大IT企業の「GAFA」に匹敵する利益水準となった。
岡村武士氏(おかむら・たけし)東京経済大卒。1983年能美防災。常務などを経て2020年6月から取締役専務執行役員。61歳。兵庫県出身。伊藤龍典社長は副会長。6月25日就任。
嶋山芳夫氏(しまやま・よしお)中央大卒。1981年光村印刷。常務執行役員などを経て2020年6月から取締役副社長執行役員。63歳。神奈川県出身。阿部茂雄社長は代表権のある会長。6月29日就任。
松下芳弘氏(まつした・よしひろ)九大院修了。1983年住友電気工業。常務などを経て2019年6月から日新電機専務。63歳。鹿児島市出身。斎藤成雄社長は代表権のある会長。6月18日就任。
政府は12日、2025年大阪・関西万博の関係省庁の幹部らが参加する連絡会議をVR(仮想現実)技術を使って開催し、井上信治万博担当相ら約30人が出席した。日本では大臣が出席する会合でVR技術を導入するのは初めて。昨年12月に閣議決定した万博の運営に関する基本方針では、「フィジカル空間」と「サイバー空間」を融合させた「新たな万博の形」を打ち出すとしている。政府は今後、万博の機運醸成や各国・地域に対する参加呼びかけでもVR技術を活用したい考えだ。
令和3年3月に公表された「令和3年地価公示」(国土交通省)における東京圏(1都4県の指定地域)の工業地価をみると、上昇率の上位10地点のうち8地点が千葉県内となった。その顔触れは、外環道千葉県区間が平成30年に開通した松戸市や市川市、インターチェンジや国道とのアクセスが良い船橋市や習志野市、千葉市の湾岸部、千葉ニュータウン周辺であり、いずれも物流施設の好適地である。
米IT大手セールスフォース・ドットコムがインターネット上で手掛けるクラウドサービスで日本時間の12日に発生したシステム障害は、日本を含む各国のインターネットサービスに影響を与えたもようだ。障害は約5時間で復旧したものの、特定のIT企業にシステムを依存するリスクが浮き彫りになった。