ワイヤレス給電の技術開発などを手掛けるWQC(東京都練馬区)は、送受電それぞれのユニットが離れ、双方の向きに多少のズレがあっても動作する「磁界調相方式」の基本技術を確立した。
北里大学発ベンチャーのライブストックジャパン(青森県十和田市)は、同大獣医学部動物飼育管理学研究室、気象情報配信大手ウェザーニューズと共同で、畜産農家向け予報「ちくさん天気」を開発した。近年、猛暑が続いているが、このサービスを活用すれば暑熱による畜産の斃死(へいし)を減らせる。
ロボットベンチャーのミラロボティクスは本社を川崎市高津区から東京都中央区に移転し、社名を開発ロボットの名称である「ugo(ユーゴー)」に変更した。製品名と社名を同じにすることで、知名度向上を図る。また三菱UFJキャピタルのベンチャーファンド、ビルメンテナンス大手の大成などを引き受け先とする第三者割当増資により、総額2億2500万円を調達した。調達した資金は生産やサービス体制の強化などに充てる。
ゲーム大手カプコンが10日発表した令和3年3月期連結決算は、最終利益が前期比56・3%増の249億円となり、4年連続で過去最高を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要を追い風に、ゲームソフトのダウンロード販売が好調だった。
東京大学発医療機器開発ベンチャーのリリーメドテック(東京都文京区)は10日、創業以来開発を続けてきた乳房用画像診断装置が完成し、同日に販売を始めたと発表した。医薬品医療機器総合機構(PMDA)から医療機器製造販売認証を4月28日付で取得している。
野村ホールディングス(HD)は10日、千葉銀行や新潟県地盤の第四北越銀行、岡山県の中国銀行と連携し、個人向けに金融関連の助言をする新会社の設立を目指すと発表した。地銀各行が持つ分厚い利用者に対して中立的な立場で助言するサービスを提供し、新規顧客の開拓を狙う。
カステラで有名な文明堂東京が、運動中などに食べる「V!カステラ」を開発し、同社の公式サイトで販売を始めた。氷菓「あずきバー」で知られる井村屋が「スポーツようかん」を開発した例はあるものの、「スポーツカステラ」は前代未聞。「口の中がパサパサになるのでは」と心配する向きもあり、ネットユーザーの関心を集めている。
菅義偉首相と立憲民主党の蓮舫代表代行が10日の参院予算委員会の集中審議で、東京五輪・パラリンピック開催の是非をめぐり激しい攻防を繰り広げた。両者の予算委での対決は約2カ月ぶり。舌鋒(ぜっぽう)鋭く首相に迫る蓮舫氏を首相はかわし続け、議論は平行線だった。
週明け10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日続伸した。終値は前週末比160円52銭高の2万9518円34銭で、4月19日以来3週間ぶりの高値を付けた。米国での景気回復を後押しする金融緩和の長期化期待を背景に買い注文が優勢となった。