材料の開発では、材料を作製し、作製した材料を評価し、その評価結果に基づいて次の材料を作製することの繰り返しが基本であり、このサイクルをいかに速く回すかで開発のスピードが決まる。しかし、材料の作製や評価には、時間、費用、人手、装置などさまざまなコストが必要であり、材料開発におけるボトルネックとなっている。基幹半導体材料であるシリコン単結晶インゴットの90%以上の作製に使われるチョクラルスキー法では、結晶中の酸素不純物濃度の分布を得るまでに4日程度を要し、それを測定可能な箇所は少数かつ不連続だという課題があった。
農産物商社の米カーギルは、世界の砂糖取引事業からの撤退に向けて交渉中だ。食品加工と食肉に重点を置く方針。
カップ麺などの加工食品に欠かせないパーム油生産の世界的中心地、マレーシアの大手企業が労働者に強制労働をさせているとして米国市場から締め出された。近年、森林伐採など環境問題から関連産業へ批判が集まっていたが、労働問題にも飛び火。日本企業も対応を始めた。
昨年11月の米大統領選で勝利した民主党のジョー・バイデン氏(78)は20日午前11時50分(日本時間21日午前1時50分)、首都ワシントンの連邦議会議事堂前で宣誓し、第46代大統領に就任した。副大統領には同党のカマラ・ハリス氏(56)が女性として初めて就任した。
英国のトラス国際貿易相は20日の講演で、日本など11カ国が参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟を近く正式申請する方針を明らかにした。発足時の参加国以外による正式な加盟申請は英国が初めてとなる見込みだ。
第46代米大統領となるジョー・バイデン氏(78)は、上院議員や、オバマ前大統領を支える副大統領を務めた大物政治家だ。一方で、中流家庭出身の苦労人で、アイスクリームが大好きという一面を持ち、「アンクル・ジョー(ジョーおじさん)」の愛称で親しまれている。
新型コロナウイルスの変異種の市中感染が起きていた可能性が明らかになり、国内での感染の広がりに警戒感が強まっている。国は監視体制を強化する方針だが、変異種を検出するための検査は質量ともに限界がある。従来種より高い感染力で急激に感染拡大する恐れが指摘されており、医療現場のさらなる負担増加とともに、第3波の長期化を懸念する声も出ている。
車に乗ったまま野菜を買うことができるイベント「ドライブスルー八百屋」が首都圏で人気を集めている。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、販売員と客が接触する機会を極力減らすとともに、飲食店の営業時間短縮の影響で行き場をなくした食材を扱うことで食品ロスの削減を目指す試みだ。