新型コロナウイルス禍で在宅勤務が広がる中、オンライン上の仮想オフィスを利用する企業が増えてきた。「会議中」「休憩中」といった社員それぞれの状況がパソコンの画面に映し出され、一緒にラジオ体操をしたり、自分の分身(アバター)を操って他の社員と交流したり。意思疎通がしやすく、孤独感解消に一役買っている。
首都圏の知事や国土交通省が新型コロナウイルス対策として、春のダイヤ改正で鉄道各社が予定していた終電時刻繰り上げの前倒し検討を要請したことに、事業者は頭を悩ませている。ダイヤ改正自体の前倒しは困難で、そもそも繰り上げは感染拡大防止を目的としたものではないが、「知事や国交相の要請はむげにできない」と関係者。専門家も効果を疑問視し「政治的なメッセージだ」と指摘している。
寒さで朝晩の気温差が大きい季節は、自律神経の乱れによる「寒暖差疲労」への注意が必要だ。新型コロナウイルス対策で在宅の時間が多かったため、冬は特に体が慣れておらず、カイロや温熱商品をうまく活用したい。
薬は病気を治す一方でさまざまな副作用を伴うことがある。脂質異常症の治療薬「スタチン」を使った英インペリアル・カレッジ・ロンドンのチームによる研究で、服用者が経験する筋肉の痛みや倦怠(けんたい)感といった副作用のうち9割が、薬の成分と無関係なことが示された。どうやら「薬を飲む」という行為によって、気になる副作用の症状が引き起こされるらしい。