共同通信社が衆院選の投開票を受けて1、2両日実施した全国緊急電話世論調査によると、衆院選で統一候補を擁立した立憲民主党など5野党の共闘関係に関し「見直した方がいい」が61・5%に上った。「続けた方がいい」は32・2%だった。岸田内閣の支持率は、10月上旬の発足時の55・7%から58・1%に増えた。
スコットランドの首都グラスゴーで、10月31日から11月12日まで第26回気候変動枠組条約締約国会議、通称COP26が開催される。ホスト国である英国のジョンソン首相は、COP26を目前に野心的なグリーン投資プロジェクト構想を公表、自らが袂を分けた欧州連合(EU)をにらみ脱炭素化の議論をリードしようと躍起になっている。
日本航空は2日、令和4年3月期連結決算の最終損益が1460億円の赤字(前期は2866億円の赤字)になるとの業績予想を発表した。通期の赤字は2年連続。売上高は前期比59・2%増の7660億円と見込んだ。新型コロナウイルスのデルタ株流行で今年度上半期(4~9月)の大半が緊急事態宣言などの発令と重なって移動が制限され、旅客需要が低迷した。
鈴木俊一財務相と山際大志郎経済再生担当相、黒田東彦日本銀行総裁は2日午後、東京都内で会談し、物価が下落するデフレからの脱却と持続的な経済成長のため、2%の物価上昇目標を掲げ金融緩和策など政策運営で連携するとした政府・日銀間の共同声明(アコード)を、岸田文雄政権下でも維持する方針を確認した。
顧客から現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は2日、詐欺容疑で三井住友信託銀行元行員の無職、松本裕一容疑者(36)=東京都足立区佐野=を逮捕した。顧客十数人から計約7億6千万円を詐取したとみて調べる。
濃いお茶に合う和菓子の代表格といえば羊羹(ようかん)だが、あんこがずっしりと感じられる伝統ある練り羊羹の売り上げは低迷している。創業200年以上の京都の老舗和菓子店でも年間約50本しか売れないというから深刻だ。しかし、その老舗の女将が羊羹を薄くスライスして販売したところ人気に火が付き、売り上げは1000倍に。和菓子業界に新風を吹き込む大ヒット商品の誕生に、当の女将も「こんなに売れるとは思ってもみなかった」と驚いている。
経済産業省は2日、原油価格の高騰を受け、経営に打撃を受けやすい中小企業向けの相談窓口を設置した。資金繰りの相談を受け付ける。窓口は全国の商工会議所や日本政策金融公庫などに設け、支援策を紹介したり、融資の申し込み方法の相談に対応したりする。
年末調整の書類が配られる季節になりました。生命保険料や住宅ローン控除については毎年書類を提出している人が多いのではないでしょうか。経済コラムニストの大江英樹さんは「最近この2つに加えて『小規模企業共済等掛金控除の証明書』を提出するケースが増えてきています。ところが、その証明書の圧着ハガキを開かずに捨ててしまう人が実際にいるのです」といいます--。
金子恭之総務相は2日の閣議後記者会見で、スマートフォンの普及といったデジタル化で環境が急速に変化している放送業界の在り方を検討する有識者会議を設置すると発表した。番組を放送と同時にインターネットで視聴できる「同時配信」などを議論する。今月8日に初会合を開き、来年夏ごろまでに結論を取りまとめる。
英北部グラスゴーで1日に行われた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、バイデン米大統領(78)が居眠りしているようにも見える場面の映像がツイッターで広がり、インターネット上で批判を呼んでいる。
国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁を巡り、中国とロシアが安保理理事国に対して、北朝鮮による海産物や繊維製品の輸出禁止の解除など制裁の一部緩和を求める決議案を改めて提示したことが分かった。外交筋が1日、明らかにした。
2日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日に大幅上昇したため、当面の利益を確定する売り注文が優勢だった。米金融政策の先行きや、日本企業が相次いで発表する9月中間決算を見極めたいとして、様子見する投資家も目立った。
政府は2日、令和3年版自殺対策白書を閣議決定した。白書では新型コロナウイルス感染が拡大した昨年の自殺状況を分析。過去5年間の平均と比較した結果、働く女性の自殺が375人増えて1698人となり、児童生徒でも140人増の499人になったことが判明した。女性の自殺原因では「勤務問題」が3割以上増加。児童生徒の自殺は一斉休校明けなどの学校再開時期に急増するなど関連性がうかがえた。長期に及ぶコロナ禍で深まる孤独や孤立などの社会問題が背景にあるとみられている。
日銀は2日、9月に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。この会合では、中国の不動産大手、中国恒大集団の経営危機が中国や世界の経済に与える影響を「注視する必要がある」との認識を共有。金融市場が一時、神経質な動きを見せていたため「必要であれば迅速に対応するべきだ」と指摘する意見があった。
「政権にお灸をすえれば、減税や給付金など自分たちの思い通りの政策をしてくれる」という意見をたまに目にする。政権が「お灸」で痛撃を食らえば、政治力を失い大胆な政策を打てなくなることくらい、少し考えれば分かるはずだ。
日本製鉄が特許侵害でトヨタ自動車を訴えた。日本を代表する2社が角を突き付けあう状況に、自動車業界や鉄鋼業界の幹部は驚きを隠さない。
2日午前の東京外国為替市場の円相場は1ドル=114円台前半で取引が始まった。
政府は令和3年秋の褒章受章者を2日付で発表した。受章者は808人(うち女性186人)と22団体。3日に発令される。学問や芸術、スポーツで功績を残した人に贈られる紫綬褒章に、今夏の東京五輪スケートボード女子で優勝した西矢椛(もみじ)さん(14)や、競泳女子個人メドレー2冠の大橋悠依(ゆい)さん(26)、独自の作品世界が国内外で高く評価されている作家、小川洋子さん(59)らが選ばれた。西矢さんは今回の受章者で最年少。
気象庁は2日、東日本や北日本では上空に寒気が入り、大気が非常に不安定な状態が続くとして注意を呼び掛けた。北日本は3日にかけて影響がある見込みだ。落雷や突風、局地的な激しい雨の可能性がある。ひょうが降る恐れもある。