年が明けて、米社会ではこれまで経験したことのないような事態が起きている。誇張しているわけではない。昨年末に書いた筆者の記事(「経済好調も増えるホーム、病魔に冒された米社会」)で指摘したことが、現実に起きているのだ。どういうことなのか御説明したい。
2010年代に入ってAIが盛んに取り沙汰されるようになったのは、ネコの顔の自動認識などディープラーニングが高度な検索能力を発揮したことがきっかけでした。でも、どうしてそれが社会にインパクトを与えたのか、必ずしも多くの人が認識しているわけではないようです。
英国の欧州連合(EU)加盟について再度国民投票を行ってはどうかというアイデアに対して最もよく耳にする反論は、最も理にかなっていない反論でもある。曰く、この問題を蒸し返すことは「不和」をもたらす。古傷は決してふさがらない。英仏海峡にバリケードを造る時期が早ければ早いほど、国家の一体感もそれだけ早く修復できる。
MaaS(Mobility as a Service、マース)という概念が注目を集めているなかで、東日本旅客鉄道(JR東日本)は多くの企業や団体を集めて「モビリティ変革コンソーシアム」を設立・運営している。その内容や目的について、同社技術イノベーション推進本部ITストラテジー部門の中川剛志次長に聞いた。
人の力を引き出す。それこそが「力」なのかもしれない。それこそが「知恵」なのかもしれない。それはあいにく、学校で全くといってよいほど教えてもらっていないものなのかもしれない。そしてそれは、中国人の人たちがかつてうらやんだ能力であり、日本人が自らかなぐり捨ててしまった「力」なのかもしれない。
普段何気なく見聞きしている「イノベーション(innovation)」という言葉。「新機軸」「革新」「刷新」といった言葉自体の意味は多くの読者の知るところだろう。しかし、その本質的な定義や意味を正確に説明することができるだろうか? 特に日本では「技術革新」という訳語が用いられることが多いが、初めにイノベーションの概念や重要性を説いたとされる経済学者のシュンペーター(Joseph Alois Schumpeter。以下、シュンペーター)によれば、本来のイノベーションはもっと広い概念を指す。今回はシュンペーターの提唱した定義や5つの分類を学びながら、イノベーションの意味や意義について今一度振り返ってみよう。
先日、鉄欠乏性貧血の患者さんに鉄剤を処方しようとしたら「鉄剤を摂るのは身体に悪いと聞きました。大丈夫ですか?」と嫌がられた。若い陸上選手の鉄剤の過剰投与に関して、鉄剤注射による鉄剤投与を治療目的以外では原則として禁止するという声明を日本陸上連盟が出したことが原因らしい。しかし・・・。
英語学習においては丸暗記がなぜいいかというと、まずは英語のリズムをつかむことができるし、英語のリズムがカラダのなかに入って肉体化されるからだ。
37年間辞書編集部に籍を置いて辞書を編み続け、『日本国語大辞典(日国)』第二版の編集長なども歴任したの、悲喜こもごもの回想録である。地味で平板な仕事とは言われつつも、なかなかに色鮮やかな人間模様が見えてくる。これはことばの源泉が人間の営為にあることにほかならない。
いま日本の政治で野党の存在感は、まったくないと言っても過言ではなかろう。大島議長や河野氏や小沢氏らが指摘するまでもなく、これは民主主義の危機である。