2月12日、米エヌビディア(NVIDIA)の時価総額が一時、米アマゾン・ドット・コムを上回った。AI(人工知能)の熱狂で画像処理半導体(GPU)の需要が急増しており、同社を米国で4番目、世界で5番目に価値のある企業に押し上げた。
富士通が、新たな事業モデルである「Fujitsu Uvance」(以下、Uvance)に注力している。従来のビジネスから脱し、業界横断で社会課題を解決するプラットフォームを構築、企業が直面する複雑な課題をテクノロジーで支援する。まさに富士通の変革を象徴する取り組みと言えるだろう。Uvanceにより顧客や社会にどのような価値を提供しようとしているのか。また、2025年度に7000億円という売上目標をいかにして達成しようとしているのか。その真価と勝算を、Uvance事業を統括する高橋美波氏に聞いた。
ソニーグループは2012年、グループの多様な事業で活躍するメカ設計の技術者が事業の垣根を越えて交流する「メカ戦略コミッティ」を立ち上げた。その後、光学やソフトウェアなど、10の技術領域で同様の組織横断のコミッティが立ち上げられた。現在これらの活動は「技術戦略コミッティ」として、ソニーの技術力を支える基盤となっている。前編記事ではメカ戦略コミッティの立ち上げの経緯と活動内容について触れたが、後編の本記事では、同コミッティが今まで挙げてきた成果について、運営を担うソニー インキュベーションセンター XR技術開発部門 部門長,Distinguished Engineerの天辰誠也氏に聞いていく。
スマホが持つ中毒性や依存性、わが子にデジタル・デバイスを与えないIT企業幹部たち、削がれ続ける集中力の保ち方、SNSで低くなる若い女性の自己肯定感、スマホに翻弄されない手段について──。『スマホ脳』(新潮新書)の著者であるハンセン氏に話を聞いた。