熊本県では川の氾濫などによる被害が相次ぎ、避難所での生活が長期化することが懸念されています。このため内閣府は新型コロナウイルスなどの感染症の対策として、段ボールベッド1000個、非接触型の体温計100個を熊本県の広域物流拠点に向けて輸送を始めました。
新型コロナウイルスの影響で皇室の活動が大幅に縮小する中、宮城県で予定されていた「全国豊かな海づくり大会」も、ことしは行われない見通しになりました。両陛下が全国各地で臨まれる恒例行事は、ことし、すべて見送られることになります。
さいたま市は4日、新たに5人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。埼玉県内の4日の感染者はこれで10人となりました。
球磨川の氾濫で被害を受けた熊本県の人吉市や球磨村などについて、国土地理院がSNSに投稿された画像などをもとに浸水の深さを推定したところ、最も深いところで8メートルから9メートルほどに達しているとみられることが分かりました。
サッカーJ1が、新型コロナウイルスの影響によるおよそ4か月の中断を経て4日、無観客で再開しました。
東京都で新型コロナウイルスの新たな感染者が増えていることを受けて、西村経済再生担当大臣は東京都の小池知事と会談し、接待を伴う飲食店などに対し感染防止策の徹底や積極的なPCR検査の受診を促していくことなどで一致しました。
厚生労働省によりますと、2日から3日にかけてフィリピンなどから成田空港に到着した男女6人が空港の検疫所で新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されました。
大雨のため断水の被害も広がっています。熊本県などによりますと4日午後1時現在、八代市では坂本町で水道水として使われているおよそ10か所の井戸に水が流れ込み断水しているということです。
記録的な大雨で熊本県では80代の女性が死亡し、球磨村の特別養護老人ホームの14人を含め、合わせて15人が心肺停止になっているほか、1人が重体、9人が行方不明となっています。
西村経済再生担当大臣は、記者会見で「人吉市では15か所の避難所を用意していると聞いているが、ホテルや旅館が感染症対策には有効であり、内閣府の防災部局には、熊本県内全体で旅館などの確保に取り組んでほしいと伝えた。すでに県とも調整しており、避難している方が感染症のリスクを負うことのないように対応してもらいたい」と述べました。