ハイクオリティーなだけの製品では売れなくなってきた今の時代、製品の付加価値を高める価値として注目を集めるのが「感性価値」だ。「感性価値とは、人の感性に訴え、感動や共感を呼び起こすものであり、ウェルビーイングやサステナブルな社会の実現に向けて不可欠なもの」と関西学院大学の長田典子教授は話す。感性価値を創造する感性工学とは何か、なぜ今ものづくりで感性価値が重要視されるのか。同氏に話を聞いた。
東京大学で創出された研究や技術を企業に技術移転する東京大学TLO(Technology Licensing Organization、以下「東大TLO」)。バブル崩壊によって企業の中央研究所は縮小の一途をたどり、産業界の基礎研究力が衰えた。その中で東大TLOは、東大発の研究成果を企業に技術移転し「市場化」させる役割を果たしている。東大TLOの具体的な取り組みと成果などについて、本田圭子社長に話を聞いた。
AIの普及により、多くの人間の仕事が取って代わられることが懸念され、近年は「ChatGPT」の登場で生成AIが脚光を浴びている。しかし、AIには「新しい知識(ナレッジ)を創り出すこと=知識創造」はできない。これができるのは人間だけだ。生身の身体を持ち、五感を使って経験から意識的に学べるからこそ、人間には知識創造が可能であり、生成AI隆盛の時代だからこそ、知識創造はビジネスパーソンの重要なスキルとなる。本連載では、『マンガでやさしくわかる知識創造』(西原〈廣瀬〉文乃著/藤沢涼生作画/日本能率協会マネジメントセンター)から内容の一部を抜粋・再編集。誰もがすぐに実践できる知識創造の考え方についてマンガを交えながら紹介する。 第4回は、本連載のマンガの主人公・水上と後輩・ムラサメが再び登場。居酒屋で酌み交わしながら、「世界一おいしいつくねを作る職人」の例えで「知識創造理論」についてレクチャーするムラサメ。第1回での水上の取り組みに対する指摘の真意がついに明らかに・・・
これまで全6回にわたり、『フリーダム・インク――「自由な組織」成功と失敗の本質』(アイザーク・ゲッツ、ブライアン・M・カーニー著/英治出版)から、内容の一部を抜粋・再編集し、組織変革に成功したイノベーターたちの試行錯誤と経営哲学を紹介してきた。 第7回からは2回にわたり、本書の著者ESCPヨーロッパビジネススクールのアイザーク・ゲッツ教授の特別寄稿をお届けする。前編となる今回は、ゴアとデュポンを比較し、イノベーションが生まれやすい組織の特徴について解説する。
JBpress/Japan Innovation Reviewでは5月27日(月)、「第6回 経営企画イノベーション」を開催します。入山 章栄氏×日置 圭介氏の特別対談のほか、経営共創基盤(IGPI)共同経営者塩野 誠氏による「企業経営における安全保障リスクの対応実務」や、村田製作所 執行役員 川島 誠氏による「村田製作所の新規事業創出戦略」、キヤノン 常務執行役員 郡司 典子氏の「キヤノンのサステナビリティへの取り組み」など、豪華講演多数。経営企画部門が押さえておくべき変革成功のポイントを考察します。
年間を通して観光客で混み合う京都だが、おすすめしたい混雑回避の超裏技がある。それは「ホテルから出ず、まったり過ごす」こと。名庭を誇る京都のホテル5選
最新のDB12をベースとする新型アストンマーティン ヴァンテージはパフォーマンスを高めながら、これまで以上に力強く、よりドライバーとの一体化するクルマへと歩みを進めた。アストンマーティン、そしてヴァンテージの基礎から、現在の姿を大谷達也が解説
2024年1月にアシックスの社長COOに就任した富永満之氏は、日本アイ・ビー・エム、SAPジャパンなどを経て2018年にアシックスに入社。以来、CIOやCDOを務め同社のデジタル戦略をリードしてきた。トップ就任と同時に始動した3年間の「中期経営計画2026」では、グローバル化とデジタル化の一層の深耕を掲げているが、果たしてアシックスのさらなる成長をどのように進めていくのか、富永氏に話を聞いた。