「宮本の民俗学は、私たちの生活が『大きな歴史』に絡みとられようとしている現在、見直されるべき重要な仕事」だという民俗学者の畑中章宏氏による『今を生きる思想 宮本常一』が2刷重版出来、話題となっている。
「首なし兵士」が見つかった壕は「235I−2」と呼ばれていた。なぜこんな無機的な番号や英文字の羅列が名称になっているのか。
遺骨収集団にはどれくらいの年代の方々が参加し、どのように過ごすのか。現場で聞いたさまざまな話――。
理論派の芸人たちが語る「漫才の秘密」。研究のプロたちが解き明かそうとする「漫才の構造」。漫才は技術か? アートなのか? お笑いファンから芸人志望者まで必読の、新しい「漫才論」。
共感を集め20万部を突破した林真理子さんの話題の新書『成熟スイッチ』。同書には「成熟」へと向かうためのヒント=「小さなスイッチ」が、林さんの豊富なエピソードとともに書かれています。
2012年、地球深部探査船「ちきゅう」によって行われた「下北八戸沖石炭層生命圏掘削調査」。この掘削では、海底下に存在する石炭層調査から見えた「海底下の森」の存在。そのコア試料から採取された胞子から「古代キノコ」の培養に成功しました! そこから見える地下星の進化の不思議を紹介します。
町田康が日本最古の神話「古事記」を現代語訳した『口訳 古事記』が話題だ。本書を読んで、「『古事記』はなんてロジカルでラディカルな文学なのだろう」と再認識したという三宅香帆さんが、新たな視点で本書と「古事記」の魅力を読み解く。
日本という国や日本人の謎や難題に迫る新書『日本の死角』が発売即5刷となり、普段本を読まない人も手に取り始めている。
元禄三年(1690年)に茶商として日本橋の地に創業した山本山。煎茶、玉露、ほうじ茶や焼き海苔、味付け海苔などを扱う。「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」というキャッチフレーズはあまりにも有名。2008年から社長を務める山本嘉一郎氏(63歳)の食、経営へのこだわりとは?
「『財務省10年に一人の逸材』を投入したということは、岸田さんは増税に本気ということだ」(自民党中堅議員)
7月22日、河野太郎デジタル担当大臣が帰国した。デジタル庁のホームページでは早速、12日間に及ぶ北欧、中東への外遊の「成果」が喧伝されている。しかし、これに先立って世耕弘成参議院幹事長がキレていた。
8月1日にメジャーリーグのトレード期限が迫るなか、大谷翔平(29歳)の去就について日本のテレビ各局が情報収集に躍起になっている。
2000年代前後生まれの若者たちのあいだで、古くから街で愛され続けたような「喫茶店」がブームとなっている。1995年生まれで今年1月、初のエッセイ集『シティガール未満』を出版した文筆家「絶対に終電を逃さない女」がそんな同世代を眺めて気がついたこと。「人と違うもの、マイナーなものが好き」であることがカッコよかった時代は終わって、「好き」を尊重する寛容さが尊ばれる時代が来ているのではないか、と分析する。
「思い出せない」とはどういうことか? 実は「覚える」ことに関しては若者と高齢者で、それほどデータに差がない。年を取ると低下するのは「記憶を引き出す」力だ。
22日(土曜日)放送の大阪朝日放送「正義のミカタ」では、今年4月に発足したこども家庭庁の予算の使い方で、若者が子育て家庭を訪れて体験談を聞く「家族留学」、国立博物館などでの子ども連れに対する「優先レーンの設置」、「こどもまんなか応援サポーター」事業で「Jリーグとコラボ」などについて非難殺到。ネット上では「(こども家庭庁を)解体しろ」との声もでているというコーナーがあった。ただ、このコーナーは番組終了まで2、3分で筆者に与えられた時間が数十秒と時間が余りに短すぎたので、「こども家庭庁相のご実家はご近所。子だくさんだったので、それを踏まえて少子化対策を。ただ就任時から異論あったが」と軽くコメントした
「サトマイ」こと佐藤舞さんをホストに、データ活用の分野で先進的な取り組みを実践するスペシャルなゲストをお招きし、“加速する世界を生き抜くためのデータ経営”について議論を交わす知的データエンターテインメント番組「サトマイのデータイノベーションTV」。初回のゲストは、徹底したデータ経営で作業服チェーンのワークマンに革新をもたらした、同社専務取締役の土屋哲雄さんにお越しいただきます。
新刊『戦国大変』が反響を呼ぶ乃至政彦氏。本書の主眼を「戦国の風景と感覚を見えやすくする」と語るとおり、「桶狭間の戦い」「関ケ原の合戦」などその名の知られた戦から「大寧寺の変」「姉川合戦」など歴史の教科書ではなかなか触れられることのない合戦まで、一次史料をもとに「新しい解釈」を提示している。今回はそんな「戦国大変」に綴られた戦や出来事のなかから生まれた疑問(読者からの)を、改めて筆者・乃至政彦氏に聞いた。
歴史上には様々なリーダー(指導者)が登場してきました。そのなかには、有能なリーダーもいれば、そうではない者もいました。彼らはなぜ成功あるいは失敗したのか?また、リーダーシップの秘訣とは何か?そういったことを日本史上の人物を事例にして考えていきたいと思います。
変革は最初の一歩を踏み出さなければ生まれない。ただし、変革のために何かをするにしても、有効な方法論に基づいた活動であるかどうかで、結果は違ってくる。旭化成は、デジタルトランスフォーメーション(DX)促進の方法論に基づいた「Asahi Kasei Garage」と呼ぶイノベーション創出やDXのための活動を2020年代以降、実践している。デザイン思考やアジャイル開発を重視した活動であり、成果が出始めている。導入普及のキーパーソンは「共に」という言葉をくりかえした。