AIの普及により、多くの人間の仕事が取って代わられることが懸念され、近年は「ChatGPT」の登場で生成AIが脚光を浴びている。しかし、AIには「新しい知識(ナレッジ)を創り出すこと=知識創造」はできない。これができるのは人間だけだ。生身の身体を持ち、五感を使って経験から意識的に学べるからこそ、人間には知識創造が可能であり、生成AI隆盛の時代だからこそ、知識創造はビジネスパーソンの重要なスキルとなる。本連載では、『マンガでやさしくわかる知識創造』(西原〈廣瀬〉文乃/日本能率協会マネジメントセンター)から内容の一部を抜粋・再編集。誰もがすぐに実践できる知識創造の考え方についてマンガを交えながら紹介する。
第1回は、本連載のマンガの主人公・水上つかさが登場。経営統合で新会社の本社経理部へ配属された若手社員の水上は、以前の職場で使っていた自作の文書管理システムを活用して、みんなの知識を持ち寄って社員の困り事を解決したいと提案。すると、一人の後輩から思いもよらぬ一言が発せられる・・・。