4月。学校、会社など「新生活」をスタートさせた人も多いと思います。「環境さえ変われば自分の人生は好転するはず」——。そんな思いを抱いている人も少ないくないでしょう。ただ、残念ながらそうはいかないのです。その理由は「遺伝」。「遺伝」の影響は、環境に左右されるほど弱くないのです。ではどうしたら人生を好転させられるのか。行動遺伝学者である安藤寿康氏が「遺伝」がわれわれの人生に与える影響について解説したコンテンツ(書籍『子どもにとって親ガチャとは』(シンクロナス新書))より「環境と遺伝」の関係を全三回でご紹介します。
エジプト国内ばかりか世界から俊英が集まるカイロ大学。その一流大学を卒業したとしている小池百合子・東京都知事が操るアラビア語の拙さをレポートした前回記事は大きな話題を呼んだ。今回は同大学の卒論問題を取り上げる。