新型コロナウイルスの感染拡大を受けて全国の小中学校などで休校が続く中、給食向けの野菜や牛乳などを生産する農家の危機感が高まっている。学校再開後に安定供給するには生産量を減らすわけにいかないが、急に給食以外の販路を開拓することもできない。特に牛乳は、牛がつくる生乳が６月に生産のピークを迎えるため大量廃棄の瀬戸際にあり、農林水産省は「いつもより多めに購入してほしい」と呼びかける。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が、各国の統合型リゾート施設（ＩＲ）運営事業者に打撃を与えている。米国やシンガポールでは施設閉鎖が相次ぎ、マカオも中国本土からの入境制限などで施設の稼働率が低迷している。収入が激減するなか、巨大施設を維持するための費用だけがかかる状態は事業者の財務状況に深刻な影響を与えかねず、日本進出を狙う各社の戦略にも影響を及ぼしかねない。
武田薬品工業が現在、他企業と協力して開発を急いでいる新型コロナウイルスの治療薬は、昨年１月に買収したアイルランド製薬大手、シャイアーの技術や知見を活用している。買収額６兆２千億円、社内外を驚かせた国内過去最大規模の買収。武田はトップダウン型の経営ではなく、経営陣が対話を重ねることで重大な決断を導き出した。
アメリカ中西部ミシガン州の小売店で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、客にマスクを着用するよう注意した警備員の男性が、客の家族に銃で撃たれて死亡しました。事件の後、警備員の遺族を支援しようと多額の寄付が集まっています。
中国の国営メディアは５日、中国が独自に進める宇宙ステーションの建設に使われる次世代の運搬ロケットの打ち上げに成功したと伝え、宇宙開発を加速させる姿勢が鮮明になっています。
アメリカで新型コロナウイルスの感染が最も深刻なニューヨークでは、感染拡大を防ぐため、未明から早朝にかけて地下鉄の運行を休止する異例の措置をとることを決めました。
新型コロナウイルスが猛威を振るうなか各キャッシュレス決済のポイント商戦にも変化が表れています。消費…
イギリスはＥＵ＝ヨーロッパ連合からの離脱後、新型コロナウイルスへの対応の影響で延期されていたアメリカとの自由貿易協定の締結に向けた交渉を５日に開始しました。
ことし１月から３月までのアメリカから中国への輸出額が、前の年の同じ時期と比べて14％以上減少しました。新型コロナウイルスによる中国経済の低迷が主な要因ですが、トランプ政権は先の貿易交渉で合意したアメリカ産品の大幅な輸出拡大を要求し続けていて、両国の対立が再び悪化する可能性が出ています。
【サイエンス365days】は、「あの科学者が生まれた」、「あの現象が発見された」、「あの技術が発明された」など科学に関する歴史的な出来事を紹介する「この日なんの日」のコーナー
