国土交通省や気象庁によりますと、埼玉県内を流れる荒川は、さいたま市内の観測所で午前1時50分ごろ、自治体が避難勧告などを出す目安となる「氾濫危険水位」に達しました。
国と長野地方気象台によりますと長野県を流れる千曲川は、▽須坂市北相之島、▽小布施町飯田、▽小布施町山王島、▽中野市立ヶ花、▽中野市栗林で堤防を越えてあふれ出し、氾濫が発生したということです。国と気象台は5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる氾濫発生情報を午前2時3分に発表し、最大限の警戒を呼びかけています。
福島県によりますと飯舘村にある真野ダムと西郷村にある堀川ダムでは、緊急放流が始まる見通しでしたが、雨の勢いが弱まり、水位が下がってきたことから、緊急放流はない見込みになったということです。これらのダムでは、水位が満杯に近づくと、自然に放流される仕組みになっています。
国土交通省によりますと、宮城県内を流れる鳴瀬川は午前2時10分、大崎市の観測所で氾濫のおそれがある「氾濫危険水位」を超えました。
国土交通省関東地方整備局によりますと関東地方を流れる利根川は埼玉県久喜市の観測所で午前0時40分に「氾濫危険水位」を超えました。
岩手県によりますと気仙川は午前2時10分、陸前高田市竹駒町にある舘観測所で洪水のおそれがある氾濫危険水位を超えました。岩手県は氾濫の危険性が非常に高まっているとして、厳重に警戒するよう呼びかけています。
12日夜遅く、川崎市の沖合の海上で外国籍とみられる男性3人が漂っているのが見つかり、海上保安本部に救助されました。男性らはパナマ船籍の貨物船の乗組員とみられ、海上保安本部は貨物船が沈没して乗組員が海に投げ出された可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。
茨城県常陸太田市の竜神ダムで、13日未明から行われていた流入した水量と同じ量を下流に流す「緊急放流」は、ダム湖への流入量が減ったことなどから午前2時半に終了しました。
気象庁は午前3時20分、長野県と新潟県に出していた大雨の特別警報を解除しました。
国土交通省中部地方整備局は台風の接近に伴い、長野県伊那市にある美和ダムの水位の上昇に備えて12日午後9時半から行っていた緊急放流を、13日午前1時に終了したということです。
福島県内の複数の場所で氾濫している阿武隈川の流域は浸水被害の通報が消防などに相次いでいて、ボートを使った住民の救助活動が行われています。
宮城県によりますと、阿武隈川の支流の雉子尾川が12日夜遅く、宮城県丸森町の大内地区で氾濫したということです。県は付近の住宅などで浸水しているおそれがあるとして、詳しい状況を調べています。
仙台市によりますと七北田川は午前2時20分ごろ、仙台市泉区野村の野村小学校の近くで氾濫が発生したということです。
国土交通省千曲川河川事務所によりますと、すでに氾濫が起きている長野市穂保の千曲川の堤防の一部が崩れ始めていることが、川の状態を監視するためのカメラなどから確認できたということです。
宮城県によりますと、丸森町では全域で固定電話がつながらない状態になっているほか、町役場が浸水しているという情報があるということです。県は丸森町と防災無線を使って連絡を取っていて、町からは土砂崩れが複数の場所で発生しているほか、道路が冠水するなどして孤立状態になっている地域があるという情報が伝えられているということで、確認を急いでいます。
茨城県北茨城市の水沼ダムで12日夜から行われていた下流に大量の水を流す「緊急放流」はダム湖への流入量が減ったことなどから午前0時までに終了しました。
東京 世田谷区の病院では建物の一部が水につかったため、入院患者を3階以上に避難させて水位が下がるのを待っています。
新潟県によりますと、小千谷市を流れる信濃川が、午前0時10分ごろ、市内の観測所で氾濫のおそれがある氾濫危険水位に達しました。国土交通省と気象庁は堤防の決壊などで川が氾濫し、浸水するおそれがあるとして、厳重に警戒するよう呼びかけています。
ドイツで開かれている体操の世界選手権は12日、男女の種目別決勝が行われ「あん馬」に出場した萱和磨選手が5位、橋本大輝選手が9位でした。
埼玉県東松山市は午前2時すぎ、毛塚地区で九十九川が氾濫したと発表しました。東松山市では都幾川でも氾濫が起きていて、高い建物に避難するなど命を守る行動を取るよう警戒を呼びかけています。
岩手県大船渡市を流れる盛川は午前1時50分に大船渡市にある権現堂橋の観測所で、洪水が起きる危険性がある氾濫危険水位を超えました。岩手県は氾濫の危険性が非常に高まっているとして、厳重に警戒するよう呼びかけています。
宮城県によりますと、県内を流れる田尻川は13日午前0時50分に大崎市の観測所で氾濫のおそれがある氾濫危険水位を超えました。
国土交通省下館河川事務所は茨城県筑西市を流れる鬼怒川が13日午前0時10分に川島観測所で氾濫の危険性が非常に高い氾濫危険水位に到達したと発表しました。午前1時現在水位は上昇していて、国土交通省下館河川事務所と水戸地方気象台は氾濫の危険性が高まっているとして、厳重に警戒するよう呼びかけています。
市の全域に避難指示が出ている福島県いわき市では、多くの人が避難所に避難しています。市は54の避難所を設置しましたが、このうち13か所では受け入れが難しくなり、ほかの避難所に誘導しているということです。
気象庁は午前2時20分、茨城県と栃木県に出していた大雨の特別警報を解除しました。