【高論卓説】日本企業で成果主義が定着しないワケ 曖昧な定義が招く複雑な評価基準
日本企業に成果主義が導入されて、ほぼ四半世紀が経過するが、「定着したとは、言いがたい。道半ば」(大手電機メーカーの人事担当役員)という見方は多い。ホンダは1992年から、富士通は94年から、それぞれ管理職を対象に「年俸制」という名称で、前年の成果が翌年の報酬に反映されるシステムが始まった。キリンビール(現キリンホールディングス)は89年から同様の成果主義型賃金制度を導入した。上司と部下との話し合いによる目標管理制度(MBO)をベースに成果は評価され、年度ごとに運営される仕組みである。