京セラと第二電電(現KDDI)の創業者であり、78歳で日本航空会長に就任してJAL再建を果たした稲盛和夫氏。昭和、平成、令和と3つの時代を駆け抜けた90年の人生は、まさしく「新・経営の神様」と呼ぶにふさわしい。「アメーバ経営」で知られる独自の経営哲学は、2022年に他界したのちも多くの経営者やビジネスパーソンに影響を与えている。本連載では、『一生学べる仕事力大全』(致知出版社)に掲載されたインタビュー「利他の心こそ繁栄への道」から内容の一部を抜粋・再編集し、稲盛氏が自身の人生と経営について語った言葉を紹介する。
第1回は、ビジネス人生の原点となったサラリーマン時代の自己改革を振り返る。