東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約をめぐる汚職事件で27日、再逮捕された組織委員会の元理事が、贈賄の疑いで逮捕された広告会社・大広の幹部から依頼を受け、取引先のサービス系企業とスポンサー契約を結ぶよう組織委員会側に働きかけていた疑いがあることが関係者への取材で新たにわかりました。大広は、この企業の契約業務を請け負うことで数千万円の報酬を得ていたということで、東京地検特捜部は謝礼として賄賂の1500万円が提供されたとみて調べているものとみられます。関係者によりますと、元理事は容疑を否認しているということです。