新たに新潟県に大雨の特別警報を発表したことをうけて、気象庁と国土交通省は合同で記者会見を開きました。気象庁の黒良龍太予報課長は、「これまでに経験したことのないような大雨となっている。特に土砂災害警戒区域や浸水が想定されている地域では、何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、警戒レベル5に相当する。直ちに身の安全を確保しなければならない状況だ」と述べました。そのうえで「指定された避難場所への避難がかえって危険な場合には、崖から離れた建物や少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど身の安全を確保する必要がある。また、ふだん災害が起きないと思われているような場所でも最大級の警戒が必要だ。今後、ほかの市町村にも大雨特別警報を発表する可能性があり、発表されてから避難するのは手遅れとなる。自分の命、大切な人の命を守るため、特別警報の発表を待たず自治体の避難の情報に直ちに従って身の安全を確保してほしい。夜間であることから周囲の状況を確認してほしい」と呼びかけました。