東京オリンピックの代表選考を兼ねた陸上の日本選手権は大会2日目。女子やり投げの決勝では、旭川市出身で日本記録を持つ北口榛花選手が61メートル49センチを投げて優勝し、日本陸上競技連盟が定めた条件を満たして東京オリンピックの代表に内定しました。この大会で代表に内定したのは北口選手が初めてです。北口選手は「うれしいというよりほっとしました。参加標準記録を突破しているのは自分だけだったので、必ず内定させたいという気持ちが強かったです。今シーズンはあまり調子がよくなく不安でしたが、トレーナーと一緒に頑張ってきてよかった」と涙をこらえながら振り返りました。後半は雨でほかの選手の記録が伸びない中、61メートルを超える投てきができたことについては「いまのコーチになってから雨の日でも万全に投げられる練習をしていたから」と話しました。