新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るっているが、韓国でも連日感染者が急増している。政府も企業も必死の対応策に追われている。感染者の急拡大で、一部では、4月の総選挙延期論も出ている。
韓国の新型コロナウイルス感染者数の急増が止まらない。2月18日時点で31名とされていたのがわずか2日後の2月20日には100名を超え、そのさらに5日後には900名を超えた。死亡者も19日に初の死亡者が確認されて以降、6日の間に10名が亡くなった。まさに国家非常事態だ。
幕末期、農民の子でありながら、医師となり、多大な功績を残した関寛斎という人物がいる。明治維新後もさまざまな分野で活躍する人が、彼の大きな功績の一つが、医療情報が乏しい幕末期に地元・銚子のコレラ防疫に成功したことだ。独学でコレラ対策を考えた彼は、今でいう「隔離」によって人々を病気から救った。
地域での感染をどう防ぐか。中国の集落が作成した組織での責任の所在や役割を網羅したマップは、日本でも参考にもなりそうだ。