LIXIL(リクシル)グループの株主である機関投資家らは9日、潮田洋一郎会長兼最高経営責任者(CEO)らの取締役解任を求めた臨時株主総会の招集請求を取り下げたと発表した。潮田氏は20日に取締役を辞任する意向を既に示している。請求を取り下げたのは、英投資会社マラソン・アセット・マネジメントなど機関投資家4社とリクシルグループ取締役の伊奈啓一郎氏ら。機関投資家らは、リクシルが昨年10月に発表したトップ人事の手続きを問題視していた。機関投資家は、不適切な圧力や影響を受けることなく新たな経営陣が選出されることが必要だなどとリクシルに伝えたという。