企業に対し、気候変動対応や従業員のウェルビーイング向上への対応を求める声が強まっている。その中で、改めて脚光を浴びそうなキーワードが「EHS(環境・労働安全衛生)」だ。日本のモノづくり企業が長年取り組んできた活動だが、コストセンターと捉えられがちで、企業価値向上につなげるような取り組みや投資家向けの情報発信はまだ道半ばだ。
企業がEHSに取り組む意義や、企業価値向上につなげるポイントなどについて、このほどEY(アーンスト・アンド・ヤング)が発表した『EYグローバルEHS(環境・労働安全衛生)に関する成熟度調査2024』の内容も踏まえて、EY Japan 気候変動・サステナビリティ・サービス EHSリーダーの茂呂正樹氏に解説してもらった。