ロシアのラジオ局「コメルサントFM」にトルコ人ジャーナリストが伝えたところによれば、犯人はシリアとアレッポについて叫んだという。「警察官を装って建物に侵入したとの情報がある」とジャーナリスト。トルコのテレビ局「NTV」は、犯人が射殺されたことを伝えた。トルコのメディア「ハベルトゥルク」によれば、犯人は1994年生まれのメヴリュト・メルト・アルトゥンタシュ。2014年にイズミル市の警察学校を卒業している。
h4 ">政府の反応
p ウラジーミル・プーチン大統領は、アンドレイ・カルロフ駐トルコ・ロシア大使の殺害について、ロシアとトルコの関係正常化とシリアでの和平プロセスを阻むことを目的とした挑発だと話した。「これに対する答えは一つ。テロとの闘いを強化する。ならず者はそれを実感することになるだろう」とプーチン大統領。/p
p "> 今回の銃撃事件を最初に非難した国の一つがアメリカ。アメリカ国務省のジョン・カービー報道官は、誰が犯人かにかかわらず、この暴力行為を非難する、と述べた。さまざまな国、また国連やNATO(北大西洋条約機構)を含む国際機関の代表も声明を発表。トルコ外務省は、ロシアに深い哀悼の意を表明した。
h4 ">アレッポの復讐
p "> 「あそこ(アレッポ)にいる(イスラム主義)集団の大部分の団員が親トルコ派だった」とコメルサントFMに話した。イスラム主義集団の関係者がトルコに入国し、復讐するのは、難しいことではないという。
h4 ">ロシアとトルコの関係への影響
p "> アンカラの「国際戦略研究機関(USAK)」ユーラシア政策の専門家、ケリム・ハス氏は、ロシアの新聞「コメルサント」の取材に対し、ロシアとトルコの今後の関係には2つのシナリオがあると話した。それは、ロシアがトルコを外交官の安全を保障できないとして非難し、関係の新たな危機が起こる、またはシリアを中心として、両国の協力が強化される。ロシア政府とトルコ政府の反応を見ることで、状況が今後どうなっていくかがわかるという。