日本企業が低成長から抜け出せない根本原因はどこにあるのか。苦境を乗り越えるためには何をすべきなのか。日本マクドナルドやディズニーストア、日本ケンタッキー・フライド・チキンといった外資系企業で経営に携わり、低迷期のウォルト・ディズニー・ジャパンでは業績のV字回復を導いた中澤一雄氏は「合理化と効率化を重んじるグローバルスタンダードを採り入れるべき」と語る。前編に続き、2024年9月に書籍『ディズニーとマクドナルドに学んだ最強のマネジメント』(宝島社)を出版した同氏に、経営戦略を転換させるためのヒントや、日本企業が経営改革を進める際のポイントについて聞いた。(後編/全2回)