私たちにとって身近なツボや鍼灸、漢方薬。近年、そのメカニズムの詳細が西洋医学的な研究でも明らかになってきています。例えば<手のツボが便秘改善に効くとされるのはなぜ><ツボに特徴的な神経構造が発見された?><漢方薬が腸内細菌の「エサ」になっている?>など、興味深い研究が数多く報告されているのです。最新の研究では一体どんなことが明らかになっているのでしょうか。そんな東洋医学のメカニズム研究の最前線をとりあげ、新聞やYouTubeなどでも紹介された話題の一冊、『東洋医学はなぜ効くのか』(講談社ブルーバックス)。コミカライズに向けたコンテストも開催されている本書から注目のトピックをご紹介していきます。今回は、上で触れた、便秘改善の手のツボ、「合谷」に注目してみましょう。