ハイクラス転職やスカウトといった言葉が世間でも浸透し、転職市場は活況です。50代以上でも転職やキャリアチェンジをする人が増えています。しかし、すぐに転職できる人もいれば、次の職場がなかなか決まらない人もいます。失敗するパターンからその差がどこにあるかを浮き彫りにしたいと思います。 私が運営するキャリア支援の学校の生徒で、大手アパレルメーカーで販売員として働くMさん(52歳、仮名=以下同)がいます。彼は同じ職場でプロバーとして30年間勤めていましたが、働きながら転職先を探すも条件に見合った転職先が見つかりません。実直で明るい性格の彼ですが、「思うようにいかない」と漏らしていました。