上海証券取引所の劉逖(てき)・副総経理は、このほど開催された2020上海金融フォーラムで「上海取引所で20年1~11月に新規株式公開(IPO)した企業は203社、IPO調達資金は計3200億元(約5兆690億円)と、ともに世界首位だった」と述べた。劉氏によると、中国の資本市場は情報公開が進み、価格シグナルは敏感で、リスクと恩恵がそれぞれ共有される特性を備えてきた。リスクの大きい革新型急成長企業に適応し、革新的資本の形成やサービス革新、実体経済の発展を促進する重要な役割を担っている。「科学技術の自立自強(自立と自力発展)」を後押ししていくなどとしている。