新型コロナウイルスの感染者が5000人を超えたことについて、政府の専門家会議の委員で、感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「5000人というのは大きい数だが、すでに回復している人も多くいる。累計の数よりは、最近の感染者数の増加のしかたに注目する必要がある。1月に最初の患者が国内で確認された直後は、くすぶるように少しずつ数が増えている状況だった。しかし、このところ、人口が集中している地域を中心に、火がついたように急に感染者が増えてきていて、さらに急激に増加する予兆になっているおそれがある。きのうからきょう、きょうから明日と、1日ごとの患者数の増え方を注視する必要がある」と指摘しました。