《関西大アイススケート部所属の浜田美栄コーチ(60)からのハラスメント行為を受けていたと明かした織田信成氏(32)。織田氏側は18日午前、関大にハラスメント行為の調査や織田氏の救済措置を求めたと公表していた》 --大学に対して求めた救済内容とは 服部真尚弁護士「具体的な内容は求めていない。『救済措置を講じるように』と求めたのみ。今後、大学側から何かしらの問い合わせがあるかもしれない」 織田氏「関西大学は私の母校。こういう形でリンクを去るというのは、僕自身残念。ただ、関西大学に戻るかといわれたら、今のところは(その可能性は)低いと思う」 《訴状で織田氏は2年以上にわたり、浜田氏からハラスメント行為を受けていたと主張。浜田氏との直接のやりとりについても質問が及んだ》 --浜田コーチに対し、「あなた(浜田氏)の行為でリンクに行けない」と電話で伝えた際の反応は 織田氏「謝罪はなく、『へぇー』ということだけだった。そこで、先生に謝る意思はないのだと(思った)。大学が対応してくれたらという思いもあった」 --法的措置に至らせた思いは 織田氏「僕自身、そこまで精神的に弱い人間だとは思っていない」 《はっきりとした口調で答えていた織田氏が、このとき、声を詰まらせた》 織田氏「そういう人でも(こういう状況に)なってしまう。事実を明らかにしていきたいのと同時に、僕にとって(関大は)大切な場所でもある。今後そういったことがないようになってほしい」 --他の関係者で(浜田氏からの)ハラスメントを感じている人がいるのか 織田氏「そういう人たちもいると思います」 《会見は開始から約40分で終了。一礼した織田氏は、無数のフラッシュを浴びながら会場を後にした》