7月29日、三菱自動車がすでに協業が発表されていたホンダと日産の連合に合流することが報じられた。ソフトウエア開発を含めEV関連の事業での3社の連携となるが、これで国内自動車メーカーの電動化に関しては、トヨタ自動車を中心とする陣営とホンダ・日産・三菱自動車の陣営に二分される構図となる。これは何を意味するのか? 日本の自動車メーカーだけではなく、世界の自動車メーカーが現在直面している課題とともに、自動車ライター・大谷達也が読み解く。
アジアカップではまさかのベスト8敗退を喫した日本代表だが、まだその期待値は高い。大きな要因として挙げられるのが選手たちのレベルアップだ。久保建英、三笘薫といったアタッカー陣、遠藤航、冨安健洋らディフェンス陣はそれぞれリーガ、プレミアリーグのトップチームに所属する。そんな中でひとつの課題とされるのが、監督·コーチのレベルアップである。例えば、選手と同じように「日本人指導者が欧州リーグで指導」することができればそれは叶いそうだが、現実には高い壁がある。それがライセンス制度。欧州サッカー連盟(UEFA)加盟国のトップチームで監督を務めるには、UEFAが発行する「UEFA Pro」(UEFAの最高位)ライセンスを取得するしかない。 日本でS級ライセンスを取ったとしても、欧州の監督として指揮をとることができないのである。なぜなのか――。