義家弘介元文部科学副大臣「懲戒処分を受けた義本博司高等教育局長はどのような経緯で谷口被告らから高額な接待を受け、結果、処分されたんですか」 文科省・滝本寛総括審議官「(前国際統括官の)川端和明被告から、国会議員の事務所の関係者である谷口浩司被告に会ってほしいという依頼があり、この会合に参加したものと承知をしております」 義家氏「国会議員の事務所関係者というのは、さきに質問した次官のかかわる国会議員ですか、それとも違う国会議員ですか」 滝本氏「別の国会議員と認識をしております」 義家氏「国民民主党の参院議員(※すでに羽田雄一郎参院議員と判明)であります。事務所の関係者である谷口被告ということだが、どのような関係者と認識していますか」 滝本氏「参院議員の『政策顧問』の名刺を配って活動していたものと承知をしております」 義家氏「強制措置を受けた柿田恭良前総務課長は、どのような経緯で接待を受けたのか」 滝本氏「川端被告から、会計課長就任祝いを開催したいとの誘いを受けて会合に参加をしたものと承知をしております」 義家氏「むちゃくちゃじゃないですか。当時の上司に『ぜひお祝いさせてくれ』といわれ、行ったら谷口被告がいて、そして処分されている。とんでもない話なんですよこれ。問題は問題ですが、ある種、断れない関係の中で行って、処分された。私はもっと怒りを持つべきだと思いますよ。今でも『整理している』という感覚自体が、胸に詰まる思いですよ」 「高橋道和初等中等教育局長(引責辞任)は、どのような経緯で会合に参加したのか」 滝本氏「川端被告から誘いがあり、国会議員も出席した懇親会に参加したものと承知をしております」 義家氏「中間報告書を読むと『国会議員E氏より懇親会を開催するので参加してほしいとの要請があるむね川端被告から伝えられ、懇親会に参加した』。ここに谷口被告もいたが、国民民主党の現職の参院議員も同席している。私は全く理解できません。報道されて本人たちも認めている。文科省はこれでも『答えられない』といっている。しっかりと委員会の場で明らかにするようにお取り計らいをよろしくお願いします」 亀岡偉民委員長「理事会で協議します」 義家氏「谷口被告の名刺も独自に入手した。住所も参院議員会館の議員の部屋。連絡先となっているメールアドレスも参院のドメインをそのまま。入手した名刺は国会の電話番号の下四桁が、事実のものと少し違う。しかし、携帯電話番号は書いてあるんですけれども、これも迷惑かけないようにという形でやったものなのかどうなのかは、私は推察でしかありませんけれども、こういった現物もあります」 「民間人に、同席する人や会費を一切知らされずに誘われたら、普通は会合に出席しない。文科省の同僚・先輩である川端被告に国会議員の名前を出されて誘いを受け、事実、戸谷一夫前次官のケースでは、当時は落選中だった現・立憲民主党の国会議員。高橋前初等中等教育局長のケースでは、国民民主党の国会議員が実際に同席しているわけです。この議員の責任は極めて大きいと断じざるを得ません」=(3に続く)